スペースをとることなく飾るようにレイアウトできる「ウォールミラー」。使い古された鏡のような、フレンチアンティークの風合いが魅力です。深みのあるディテールが美しいアンティーク風「ウォールミラー」の作り方を、ハンドメイド雑貨やインテリアに関する著書もあるpinkoさんに聞きました。100均のアートフレームをリメイクして作るそうですよ!
すべての画像を見る(全12枚)材料はセリアで!「アートフレーム」がメイン
ダークな壁面にも品よく映える、雰囲気たっぷりのウォールミラー。
ミラーとしての実用性はもちろん、鏡に映り込んだ風景を楽しむこともでき、さらには部屋を広く見せる効果もある一石三鳥の優れものアイテムです。
材料として使うのがこちらのアイテム。
- 合板(45×30cm)
- A4 木製アートフレーム
- ビッグミラー
- 工作板(幅6mm×厚さ2mm)
以上の4種類を使います。アートフレームと合板、ミラーはセリアで、工作板はホームセンターで購入しました。
材料のひとつ「木製アートフレーム」をベースに使ってリメイクしてみようと思います。
アートフレームがミラーに変身!ウォールミラーの作り方
使う道具はカッターとドライバーだけでOK!誰でも簡単に作ることができます。
ステップ1 合板をカットする
合板をアートフレームの台紙と同じ大きさになるようカットします。カットに使う道具は「カッター」だけでOK。
厚紙を切るようなイメージで、切りたいラインを数回なぞるようにするだけで簡単にカットすることができます。
ステップ2 合板を加工する
カットした合板の真ん中をくり抜き「窓」を作ります。窓もカッターを使ってくり抜きますが、大きさや形は好みに合わせて調整して下さい。
工作板を窓の外周と同じ長さになるよう、カッターでカットします。長辺2本、短辺2本ずつ切り出し、窓の外周をぐるりと囲むように接着します。
ステップ3 合板とフレームを組み合わせる
窓を開けた合板をフレーム裏面の溝にはめ込んで接着します。
接着には木工用の瞬間接着剤を使うと便利。木工専用なので木材同士の接着力に優れ、一瞬で固定することができるのでおすすめです。
フレームに付いている金具類は全て取り外しておきましょう。
ステップ4 フレームを塗装する
フレーム全体にアンティークペイントを施します。
今回はオールドワックス ウォーターベースコート(チーク)と、ミルクペイント(ヘンプベージュ)を使って、フレンチシックなアンティーク調に仕上げてみました。
ステップ5 フレームにミラーを組み込む
ビッグミラーのプラフレームを取り外します。
プラフレームは柔らかな軟質プラスチックでできているので、カッターで数ヶ所切れ目を入れれば簡単に取り外すことができます。
取り外したミラーを強力両面テープを使って、フレームの裏面にしっかりと貼り付けます。
さらにフレーム裏面の両端に小ネジを入れ、輪にした天蚕糸(テグス)をくくりつけて「吊り紐」を付けます。
これで、装飾ラインが美しい「ウォールミラー」が完成です。
簡単リメイクで、アートフレームがおしゃれなウォールミラーへと生まれ変わりました!
ウォールミラーをレイアウトしてみよう
壁にプッシュピンを刺し、吊り紐をひっかけるだけのお手軽レイアウト。
深みのあるディテールとアンティークタッチなフレームが、落ち着きと気品のある空間を演出してくれます。
壁面に立てかけて、置き鏡として使ってみるのもオススメ。
お気に入りの雑貨と一緒に飾れば「映り込み効果」も手伝って見栄えも抜群です。
市販の100均フレームにひと手間加えただけで、フレンチシックなウォールミラーを作ることができました。
手間もお金もかけず、驚きのアイテムを作ることができるのが100均リメイクの魅力。
みなさんもアイデア溢れる100均リメイクを楽しんでみてください!