電動アシスト自転車は、子育て中のママたちにとって欠かせないアイテム。アップダウンの多いエリアに住むライターのtomomiさんもその1人。幼稚園と保育園に通うお子さん2人の送り迎えに毎日フル活用しているそう。でも、駐輪場のことを考えずに家を購入してしまったため、地味に困っているといいます。

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「マンションの駐輪場、空きがあります」は要注意!マンションから離れたバイク置き場を借りている住民もようやく平置き駐輪場が新設されたものの…

「マンションの駐輪場、空きがあります」は要注意!

駐輪場
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リノベ済中古マンションを購入して住んでいる筆者。2歳と4歳の子供がいるため、幼稚園の送り迎えや日々の買い物のために、満を持して電動アシスト自転車を買いました。この時に…いや、もっと前に確認しておくべきでした。駐輪場の下の段に空きがあるかどうかを。

「マンションの駐輪場、空きがあります」とマンション購入時に不動産屋さんから聞いていたので、油断していました。いざ駐輪場を借りようとすると、自転車ラックの下段に空きがありません。仕方なくラックの上段を確保しました。電動アシスト自転車でもなんとか置けるだろうと。

しかし、完全に甘くみていました。あんなゴツくて重い自転車、とてもじゃありませんが簡単に上げ下ろしできません。週1回、どうしても使いたい時のみ管理人さんの力を借りてなんとか上段に上げています。しかも、少しでも軽くしようと使うたびに重い電池を外すのでとても面倒です。

マンションから離れたバイク置き場を借りている住民も

電動アシスト自転車

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同じマンション内でこうした苦労をしているのは、筆者だけではありませんでした。他にも筆者とほぼ同時期に引っ越してきた方で、以前からお持ちの電動アシスト自転車をやむを得ず上段に置いている方がいます。また、筆者同様、電動アシスト自転車を買ってしまったものの置き場がなく、マンションから離れたバイク置き場を借り、月々高いお金を払っているという方もいます。

新築マンションなら、電動アシスト自転車も想定して駐輪場が作られていると思いますが、筆者の住む築30年の中古マンションが建てられ当時は、電動アシスト自転車はまだ普及しておらず、駐輪場もそのような仕様になっていません。

中には、新たに電動アシスト自転車置き場をつくろうと改善しているマンションもありますが、(実際、筆者が以前住んでいた築40年の中古マンションは、使っていなかったパティオをつぶし、大々的に電動アシスト自転車置き場がつくられました)、築年が古いマンションは注意が必要です。

ようやく平置き駐輪場が新設されたものの…

駐輪場

momiyama / PIXTA(ピクスタ)

そして、筆者の住むマンションの駐輪場、もう1つ気になるのは、平置きの駐輪場に、以前から住んでいる方のほぼ使っていない自転車がずっと置いてあること。管理会社にお願いして、「電動アシスト自転車を置く場所がなくて困っているので、平置きと交換してくれる方がいたらお願いします」と貼り紙をしてもらいましたが、レスポンスはなかったそうです。

「以前も掲示したけれど、誰からも反応ないんですよね」と。かといって、管理会社が積極的に間に入り、駐輪場の交換を取り持つこともできないそうで「交渉するなら直接お願いします」と言われてしまいました。

さすがに上段への上げ下げは厳しいので、できるだけ早く駐輪場をつくってくれるよう、理事会から管理会社へ問題提起してもらうようお願いをしました。

筆者だけでなく、同じような方が他にもいたこともあり、理事会→総会で決定し、ようやく平置き駐輪場が2台分だけ新設されることになりました。上段に駐輪し始めて1年後のことです。

しかし、同じように電動アシスト自転車所有(または所有予定)で、平置き希望の方が、筆者含め5世帯いるということで、2台分の駐輪場は抽選で決まるようです。抽選結果によっては、電動自転車を上段に上げる生活がまだまだ続きそうです。

自転車ラックの下段に空きがないというのは、電動アシスト自転車ユーザーにとって致命的です。子育て中でこれから中古マンションを買われる方は、駐輪場をしっかりチェックすることをおすすすめします。