2019年末に棟上げし、以後順調に建築が進んでいる都内・3階建てのマイホーム。床・壁・天井などの内装、窓やドア、機器類もすべて決定。満を持してコジマジックさんと奥さまが訪問したのは、大塚家具の有明本社ショールームです。
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最高級ベッドで王様気分を満喫!型崩れしにくい上質マットレスを厳選すき間を埋める便利グッズを入手お気に入りの枕は、薄くて感触もちもちソファは多彩な座り方ができるL字型に樹種選びに悩んだダイニングテーブル細部にもこだわり、理想の1台が!スチール製の脚でぐっとモダンに曲木を生かした椅子は座り心地絶妙!最高級ベッドで王様気分を満喫!
下見を経て、購入予定の家具をほぼ具体的に絞り込んできたという夫妻。この日は、ベッドとソファ、ダイニングテーブルとチェアの最終確認になります。まず足を運んだのはベッドの展示エリア。
大塚家具さんの店舗随一の規模と品ぞろえを誇るそう。いちばん目立つのは、米国の老舗ベッドメーカー・キングスダウン社と大塚家具さんの共同開発によるレガリアの品々。様々なタイプの商品がある中、最も価格が高いのは下のベッドで、クイーンサイズ一式240万円。マットレスだけで193万円(税込)ほどだそうです。
コジマジックさん、さすがに手が出ませんが、座り心地も寝心地も最高!と動く気配なし。王様気分?を満喫しています。
「ぼくは腰痛持ちで、ぎっくり腰もたびたび。やわらかいベッドに寝ると腰に負担がかかり、翌朝めちゃくちゃ痛くなるんです。このマットレスは固すぎずやわらか過ぎず、腰がラクで、疲れもよく取れそう」。
「立っている姿勢を維持するようなほどよい硬さなので、血流を妨げない。腰部をサポートして、上質な寝心地を提供します」と大塚家具の宝田さん。横になっているのに立っている状態をキープするなんて、驚きの発想です。
型崩れしにくい上質マットレスを厳選
コジマジックさんが最終的に選んだのは、世界の一流ホテルも高評価の米国シーリー社のマットレス、エンヴェロップを使ったベッド。エンヴェロップは、大塚家具さんの50周年記念で発表されたモデル。
このマットレスも比較的硬めです。マットレスの端にマイクロコイルという細かいコイルが入っていて、これが枠組みの役割を果たしているのだとか。
「通常、長く使っているうちに真ん中のスプリングが傷んできたりするのですが、このマットレスはエッジの補強で型崩れしにくく、中央部は腰の骨盤が沈みにくいような仕様になっているので、より体のラインにフィットするように設計されています」(宝田さん)。
マットレスの構造を解説
このシングルベッドを主寝室に3台並べ、そのうち1台はお子さん2人が一緒に使用。「今住んでいる家では、ダブルベッドに私と子ども2人が一緒に寝ているんですが、子どもたちも大きくなってきたので狭くて。これでゆっくり寝られます」と奥さまもうれしそう!
脚の部分もお気に入り。なぜならお掃除ロボットが出入りしやすいデザインだから。「お掃除ロボットフル活用のわが家としては、重要な仕様です!」とコジマジックさん。
ベッドは引き出し収納つきのタイプもよく見かけますが……。「引き出し式だと、開け閉めのためのスペースも必要になるし、ベッドの置き場所も限定されるので、我が家の狭い寝室にはちょっとね」(同)。
「収納はたっぷり用意してくれているので、もう十分かなと(笑)」(奥さま)。
ヘッドボードは、展示品の少し斜めになっているモノを選択。「デザイン的にそのほうがいい!と2人の意見が一致しました」(同)。
すき間を埋める便利グッズを入手
家族でベッドを並べるにあたり、コジマジックさん、ちょっと悩みがあるそうです。「今も並べているんですが、そのすき間に髪の毛やゴミが落ちていたり、子どもが寝づらそうだったりするんです」。
そのすき間を埋めるいいグッズがあるそうです。「すき間スペーサー」という細いクッション状のグッズで、大塚家具さんでも売られていました。
早速すき間に装着!「おお、ベッドがフラットにつながっていい感じ! これならゴミが落ちないし、子どもの寝相が悪くても安心ですね」。
「よく考えられた商品ですね」と奥さまも感心。「こういう商品があること自体ビックリ。それだけニーズがあるんですね」(コジマジックさん)。2点購入し、ベッドのすき間問題対策もバッチリ
お気に入りの枕は、薄くて感触もちもち
ベッドの展示近くに枕のコーナーがあり、併せて調達します。
コジマジックさんが選んだのはコレ!「自分は薄いモノが好み。触感ももちもちして気持ちいいんです」。名称はアダプティブピロー。厚みは60㎜ほどで、その薄さに驚きます。大塚家具で人気ナンバーワンの枕だそう。説明書を見ると「高反発と低反発両方を兼ね備えた新感覚の枕」とあります。
「サンプルをお借りして、家のベッドで試しました。やはりマットレスと枕の関係性って大切みたいで、マットレスに体重をかけた時に、自分がどういう体勢になっているか。体とマットレスのすき間を埋めてくれるような枕を選ぶのがポイントなんですって。これはとてもよくフィットしてくれました」と、枕にも詳しくなったコジマジックさんです。
ソファは多彩な座り方ができるL字型に
次はソファの展示エリアに移動です。ご夫妻が絞り込んだのは、このL字型のソファ。L字型は直角に向かい合って会話しやすいのがメリット。しかもこのモデルは、片側が前面にせり出していて、様々なスタイルで腰掛けられるところがミソです。
「大勢で腰掛けられるし、せり出したところにちょこっと座れるのも便利! ストレートのソファに腰を下ろして足を伸ばすこともできますね」とコジマジックさん。正面にはテレビがあり、みんな自然な姿勢で画面を楽しめそうです。
ソファの張り地は本革。「妻と暮らし始めた頃は合皮、子どもが生まれてからは布製で、ずっと本革に憧れがありましたね。今使っている布製のカバーは、もうボロッボロ! 中身が飛び出して、それをまた子どもたちがいじるから、思い切って1回中身のワタを出したんですよ。で、出したワタをまとめるためにビニール袋に入れて、袋ごとまた戻すという(笑)。座ると袋がカシャカシャ音を立てて、もう感触悪いったら……。もうすぐ引っ越すから我慢だね、と言ってるところです」(コジマジックさん)。
憧れの本革ソファ実現まで、あと少し。展示品は白ですが、もちろん好きな色を選べます。
革の色を選ぶコーナーにて。カラーバリエーションは約60色も用意があるそうです!コジマジックさんが手にしているのは、新居の床材のサンプル。床とソファのマッチングを確認しています。
選んだのは、少し茶色がかったグレー。このソファの色です。持参した床材サンプルを合わせてシミュレーション。
「最初は黒色がいいかなと思ったんです。黒のアイアンの階段に合わせてね。でも妻曰く、ソファも黒だと重い印象になっちゃうよと。そこで、床もグレーがかっているので、濃いめのグレーがいいかなと。これよりも明るいと、ぼやーっとするかもしれませんね」(同)。
「最初に来た時、この色がいい!と感じたんです」と奥さま。直感を大切にし、濃いめのグレーに決定!
「ただねー」とコジマジックさん。「脚の素材がスタイリッシュなシルバーのスチールなんですが、僕としては無骨な黒のアイアンが良かったな…」と、気にならない様子。奥さまは「そこまで目に入らない」と、気にならない様子。
シルバーなので床色が映り、床(カーペット)と同化して見え、あまり存在が感じられないかもしれません。「この”脚問題”はありますが、形や本革のカバーは大いに気に入ったのでこれに決めます!」とOKを出しました。
ちなみに次点は、下のソファのL字型パターン。両方にひじ掛けがあるので、そのぶん座るスペースが狭くなってしまうのが気になったそうです。「脚は木製で家具にも合うんですけどね」と、脚にこだわりアリのコジマジックさんです。
樹種選びに悩んだダイニングテーブル
続いてはダイニングテーブルと椅子選び。テーブルは横幅が2mあり、脚部分が黒色のアイアンかスチールのモデルを条件としたそうです。天板は無垢材にこだわりました。「無垢材を間近で見ると、その迫力と美しさに圧倒されます」(コジマジックさん)。
「板の厚みが薄いと安っぽく映るので、最低でも40ミリは欲しいなあと。こうした条件や希望を満たしてくれるのが、このテーブル」(同)。
テーブルは「SOUー奏ー」というセミオーダー品。厳選された無垢材を使い、天板も厚さ45ミリを選択可能。木部やサイズ、形状、塗装までカスタマイズできるそうですよ。厚みのある側面の美しさは必見!厚みはテーブルの大切な要素で、厚さが天板の広さをいっそう引き立てます。
樹種は、展示品のケヤキのほか、ウォールナット、ナラ、クリ、メープル、ブラックチェリーの6種類。「LD空間にマッチする樹種選びですごく悩みました」とコジマジックさん。ちなみに床がパーチ柄(グレーがかった茶色)、アイランド型キッチンがミディアムブラウン(やや明るめの茶色)。
「床とキッチン、どちらの色に合わせたらいいのか、なかなか答えが出なくて」(同)。
大塚家具が用意してくれたのが、樹種のサンプル。樹種はウォールナットです。その下が(すっかりおなじみの)新居の床サンプルです。
「サンプルのウォールナットはオイル塗装されているんですが、裏返すと無塗装。これが床材とかなり近い色合いですよね。ということはウォールナットは床材とすごく相性が良いと言えますね」(宝田さん)。
「納得!すごく腑に落ちました。ウォールナットでお願いします」(コジマジックさん)。
細部にもこだわり、理想の1台が!
「SOUー奏ー」はセミオーダーなので、面取りの方法や脚の形状などの仕様も選べます。下はその見本。面取りは「ストレート」「舟形」「太鼓型」「皮つき」などがあり、選んだのは「皮つき」。奥さまと「せーの」で好きな仕上げを指差し、見事に一致したそうです。
「皮つき」とは木をそのままカットしたようなデザイン。緩やかな曲線がナチュラルな雰囲気を盛り上げます。
スチール製の脚でぐっとモダンに
「SOUー奏ー」の脚はスチール脚も取り付けOKとのことで、コジマジックさんは迷わず採用!下のテーブルと同じ色とデザインです。無垢材とハードな素材の組み合わせが、モダンな空間によく合いそうですね!
「ただ脚の形状は、テーブルに向かって座っていると、少し出入りしにくいかな。でもサイドにも1人ずつ座れるので、来客の多いわが家にはいいかも。テーブルって、脚の形状も考えなくちゃならないんだなーと実感」(コジマジックさん)。
いろいろ悩む時間もまた楽しいのでは?「確かに。1個1個納得したい性格なのですごく時間がかかるんですけど、答えが見つかるとうれしいですね」(同)。
参考までに次点となったテーブルもご紹介。「脚がスチールで、最初いい!と思ったんですが、横幅と厚さがもう少しあるといいかなと」(同)。その分スッキリとしたスタイリッシュなデザインで、価格もお手頃な人気商品だそうです。
もちろん「SOUー奏ー」よりもずっと価格はお手頃。カッコよくて人気の商品だそうです。
曲木を生かした椅子は座り心地絶妙!
最後にダイニングの椅子選びです。「こだわりの1脚があるんですよ」とコジマジックさん。それがこの椅子。
「曲木といって、背もたれの部分の木を職人さんが1本ずつ曲げてつくっています。だから寄りかかったときに絶妙にピタッとするのがポイントです」と宝田さん。つくっているのは、大塚家具グループの1社、秋田木工。「すごく体にフィットして、座り心地も最高ですね!」(奥さま)。
材質はホワイトオークかウォールナットの2種類で、カラーは全6色から選べるそうです。
座面の張り地は実用的な本革、布、PVC(合皮)などから選べ、色も20種類ほど用意しているそうです。テーブル合わせ、材質はウォールナット、座面は実用的なPVCのブラックをセレクト。
以上でこの日の家具選びは終了。
「ベッドのマットレスの構造や無垢材の知識などいっぱい勉強させてもらい、豊富な品揃えの中から満足のいく家具選びができました。暮らしが具体的に見えてきた感じで、ワクワクします!」と話すご夫妻です。
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