DIYが好きな人に、耳寄りな情報です。「ホームセンター・カインズのオリジナルブランド『kumimoku』が、今、DIY好きのあいだで話題沸騰中!」。そう教えてくれたのは、インテリアライターとして活躍する遠藤舞衣さん。シリーズの中でも、遠藤さんがぜひおすすめしたいというのが「ジグソー」。その理由と使い心地をレポートします。

kumimokuのジグソー
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目次:

「kumimoku」がDIY初心者におすすめなワケとは?「Kumimoku」のジグソーを使って木材を切ってみた!カットした木材で引き出しをつくる

「kumimoku」がDIY初心者におすすめなワケとは?

カインズのオリジナルブランド「Kumimoku」は、「安い」「デザインがいい」「使いやすい」と3拍子そろったDIYツールのシリーズです。これからDIYに挑戦してみたい!という初心者には、とくにおすすめ。工具以外にも塗料やウォール材など、ラインアップが豊富なところも魅力です。

軽量なので女性が持っても安定感がある

なかでも、今回ご紹介したいのは、「ACジグソー KT-06」2980円(税込)。木材をカットする工具にもいろいろありますが、ジグソーは、電動ノコギリや丸ノコより安全性が高く、女性やDIY初心者が扱いやすい工具です。

価格帯は、6000円〜1万5000円程度のものが多いですが、「Kumimoku」のジグソーは、なんと3000円でおつりが! これだけコスパがいいと、気になるのは性能です。早速チェックしてみました。

切断能力は十分

まずは「切断能力」。切れるものの厚さの限界は、木材が50㎜、鉄が3㎜とのこと。5㎝の厚さの木材が切れれば、DIYに使う工具としては十分だと思います。

便利機能も充実

切り口を斜めに切る「傾斜切断機能」や、「ワンタッチ替え刃機能」、木屑の飛び散り防止や手指の怪我を防ぐ「ブレードカバー」など、便利機能もたくさんあって使いやすい印象です。

切断スピードは比較的ゆっくりめ

切断スピードが調整できる「オービタル機能」や、線をまっすぐに切るための「直線ガイド」はなし。オービタル機能がないため、切断スピードは比較的ゆっくりですが、むしろ初心者向きともいえます。

軽量で扱いやすい

なによりうれしいのが、その軽さ。とくに女性にとっては、重さが1.4㎏というのは魅力的。片手で持っても安定感があります。

「Kumimoku」のジグソーを使って木材を切ってみた!

ジグソーの使用感を確認するために、作業デスクに置く引き出しをつくることにしました。

引き出しの材料・木材
引き出し用つまみ
ダイソーの水性ニス

材料は、家にあまっていたSPFの1X4材に、セリアの引き出し用つまみ。木材には、ダイソーの水性ニス・ウォールナット色を塗りました。引き出しのサイズに合わせて、木材をジグソーでカットしていきます。

音はやや大きめ

ジグソーは高速で刃を上下に動かし、木を切断するので、カットしている間はそれなりに音が出てしまいます。スイッチを入れた途端に、「ヴィーーーーーン!!」というモーター音が響き、ちょっと大きめかな、という印象。木をカットすればさらに音がプラスされます。ご近所迷惑にもなりかねないので、早朝や夜間の使用は控えたほうがよさそうです。

切断スピードはゆっくりめ

1分間で3000回、16㎜の幅で刃が上下に動きます。この数字は決して遅いほうではないのですが、幅15cm、厚み19㎜の板を1カットするのに、やや時間がかかるように思いました。

木屑はやっぱり舞う

ブレードカバーのアップ

「Kumimoku」のジグソーには、ブレードカバーがついています。手指を怪我しないためのものですが、木屑の舞い散り防止にもある程度の効果が。実際に使ってみたところ、細かい粉塵がかなり舞ったので、やはりマスクやゴーグルをして作業するのがおすすめです。

カットした木材で引き出しをつくる

木材にボンドをつける

カットした板を組み立て。ボンドで仮止め後、ビスで固定していきます。

木材を組み合わせて引き出しに

さらに、引き出し手前部分の板につまみを取りつけ、こちらもボンドとビスで固定。

引き出し完成

これで完成です。

作業デスクに引き出しをセット

多少、いびつなところもありますが、机にセットしてしまえばゆがみも目立たず、使い勝手は上々!

コスパも使用感もいいカインズのジグソー。ホームセンターでは、木材を斜めにカットする作業は受け付けていないところもあるようですが、このジグソーがあれば、DIYの幅も広がりそうです。

せっかくDIYをするのなら、木材のカットも自分でできると安上がりですよね。興味がわいたらぜひ試してみてください。