自らの収納ノウハウを詰め込んだ「収納御殿」の実現を目指し、リノベーション専門誌『リライフプラス』の連載「収納王子コジマジックの家づくり武者修行!」でも修業を続けてきた収納王子コジマジックさん。2019年7月末、ついに東京・目黒区内の閑静なエリアで理想の土地を入手。予算は土地+3階建てで約1億円。希望の敷地をゲットしたコジマジックさんの次の課題は、家づくりのパートナーとなる建築会社探しです。
すべての画像を見る(全17枚)たまたま手に取ったフリーペーパーが大活躍
東京・目黒区内でゲットした土地。広さは87.18平米(約26.37坪)、価格は諸経費込みで約6,500万円
土地購入のメドが立ってホッとしたものの「次は家を建ててくれる会社を探さなくては」とステップを進めるコジマジックさん。
コジマジックさんの仕事の関係もあり、あえてこれまでご縁のなかった建築会社にお願いして建ててもらうことに。それにしてもどの会社がいいのか、まったく見当がつかず……。
そうした折り、たまたま利用した品川駅で手にしたのが、SUUMO(スーモ)のフリーペーパー。「『東京で家を建てる』というフリーペーパーで、移動中に読んでいた際、プロに相談できるスーモカウンターを知って足を運びました」。
スーモカウンターの自由が丘店で相談し、要望する「キューブ型の外観でシンプルモダンな内装。予算感は約3,000万円」をキーワードに、カウンターでピックアップしてもらった会社は5社。その中からまずは3社を選んだそう。
「3社まではすんなりと絞れたんですが、そこからなんとか2社に絞り、どちらの会社にお願いするかは最後まで迷いましたね」
「一生の付き合いができるか!?」がカギに
最終候補として残ったのは2社で、どちらも優劣つけ難かったそう。「ああしたいこうしたいと細かく要望を伝えていくと、だんだん2社ともプランや予算感も似通ってくるんです(笑)。だからますます選びづらくなって…」
最終的に選んだのは東京・国分寺市にある株式会社リガード。「最終的には相性や人柄といったフィーリング的な要素で選ばせてもらいました。家を建ててからもその会社とはずっとお付き合いが続く。リガードの営業担当の方がとにかく熱い人で(笑)あと、たまたま関西出身だったということもあったかも知れませんが、何十年後か先でも家族ぐるみのお付き合いが続いてそうな絵が頭に浮かんだんです」
「スーモカウンターには『お断り代行』というサービスもあるのですが、今回ご縁のなかった2社の方には最後まで親身になって接してくれたという感謝もあって、コジマジックさんは自らお電話したそうです。「2社とも『いいおうちができることを楽しみにしています』とおっしゃってくださって、スゴく嬉しかったです」。
こちらはリガードの本社。モダンでスマートな外観ですね。ちなみに、リガードはスーモネットの東京エリア工務店ランキングで第1位(2019年3月現在)だそう!
正式に依頼して以降、リガードさんと一緒に何度も頭を悩ませながら、細部にわたり入念にプランを練り直したそう。これはコジマジックさんのオフィスにて。
「一緒にいい家を建てましょう!」と一致団結するチーム・コジマジックが結成されました。
左から奥さま、マーケティング部の高谷さん、ホームプランナーの谷関さん、工務部の宮﨑さん、コジマジックさん
コマを進めて、いざ工事請負契約へ!
プラン決定から数々の仕様の打ち合わせなどを経て、約1か月後、いよいよ工事請負契約を取り交わす日がやってきました。
工事請負契約とは、住宅を建設(リフォームを含む)する際に、工事の施工会社と結ぶ工事・建設に関する契約のこと。工事内容、請負代金の額、支払い方法と時期、工事着手および工事完成の時期など多くの事項を書面で確認し、署名・捺印して相互に交付します。
最初はちょっと雑談。向かいで笑顔を浮かべるのが、相性や人柄の良さを感じたというホームプランナーの谷関さんです。
奥から取締役の中川さん、専務取締役の齊田さん、ホームプランナーの谷関さんと関係者が全員そろったところでご挨拶。
重要事項の説明に続き、瑕疵担保保険の説明・契約、そして工事請負契約と続きます。コジマジックさん、真剣そのもの!
ひと通り説明を受け、確認したところで、いよいよ工事請負契約書に署名・捺印です。
さらに捺印。「いやぁ、一生に何度もないことですから手が震えます」。
奥さまも署名・捺印して契約完了。そう、コジマジック邸は夫妻の共有名義なんです。「ふたりの家を建てたら、もう別れられないね!(笑)」と愉快なご夫妻です。
大事な契約の間、子どもたちは隣のリビングスペースでおとなしく遊んでくれていました。まずはめでたし!
ちなみにリガード本社は、ショールームも兼ねています。スタイリッシュなキッチンやサニタリーなど、マネしたくなる素敵な空間ですね。
収納王子コジマジック
【一般社団法人日本収納検定協会 代表理事 小島弘章】
片づけ・収納・住まいに関する確かな知識と実績を持つプロフェッショナルでありながら、松竹芸能で25 年の芸歴を積んだ、主婦層に圧倒的な支持を受ける男性ライフスタイル系タレントのパイオニア的存在。収納に“ 笑い”を取り入れたセミナーが話題となり、年間講演依頼数は200本以上、著書・監修本は累計40万部を超える。“収育”を理念として掲げた日本収納検定協会を設立し、お片づけを楽しむ検定「収納検定」をスタートさせる。そのほか収納グッズ開発やマンションの収納監修など、日本や中国を中心に幅広く活躍中。
山田耕司=撮影 田中敦子=取材・文