兵庫県神戸市に住む武田さん夫妻は、平成11年築、専有面積100㎡のわが家をリノベーションしました。「新築で買ったマンションが築18年を迎え、傷みが目立つようになってきたので、不満だった部分を併せて全面的に見直すことにしたんです」リノベーションは友人から紹介された、インテリアショップも併設するDEN PLUS EGG(デン・プラスエッグ)に依頼。工事費は1300万円(税・設計料込み、アンティーク家具、カーテン、造作家具含む)でした。リノベのポイントは「アンティーク」と「自然素材」だったそうです。
好きなものに囲まれて暮らしたい!
すべての画像を見る(全14枚)DEN PLUS EGG(デン・プラスエッグ)にリノベを依頼したのは、同社インテリアショップのテイストにひと目惚れしたからとか。「イギリスのアンティークが好きで、20歳頃から集めていたんです。そんな私の趣味と合う雰囲気だったので、お願いしようと決めました」と夫妻。
リノベプランの際に目指したのも、お気に入りの家具や雑貨が調和する空間づくりでした。
テーブルからチャーチチェア、飾り棚の小物まで、ダイニングキッチンを彩るのはアンティークの品々です。
対面式ではあったものの、リノベ前は閉鎖的だったキッチン。
L型キッチンはそのままですが、開口部を広げてダイニングとの一体感を出し、造作でイメージと使い勝手を一新しました。電球照明はDEN PLUS EGG(デン・プラスエッグ)のオープンハウスで見て、気に入ったものです。
キッチンの主役に据えたのがコーラー社のホーローのシンクです。スクエア型でコンパクトなのも魅力的。壁にぴったり収まるキャビネットは、使いやすかった以前のものをお手本に造作してもらいました。
自然素材で体にやさしい住環境を実現!
リビングはもともとダイニングと一体化したつくりでしたが、ライフスタイルに合わなかった和室をなくして空間を大幅に拡大。その大空間で目を引くのが、妻いちばんのこだわりというイギリスのアンティークドアです。
ドアのサイズや重さに不安もあったそうですが、リビング側の間口を広げて馴染ませています。
さらに、今回のリノベではずせないテーマだったのが“人にやさしい環境の実現”だったそうです。「ぜんそくがある子どものため、自然素材を使いたいと思っていました。リビングの壁と天井は漆喰にして、和室だった場所を含めて床はすべて温かみのある無垢材に。おかげで素足でも快適に過ごせるようになりました」と夫妻。
ドアや室内窓を通して光や風が届く廊下も、天井と壁は漆喰です。長女の部屋は書棚と飾り棚を新設し、グリーンをアクセントカラーにしています。分譲当時のまま使っていた建具は、テーマカラーの藍色に塗り替え、DEN PLUS EGG(デン・プラスエッグ)で扱うアンティークのドアノブに交換しました。
サニタリーの位置は変更していませんが、設備や内装はリニューアル。トイレ床や洗面室の壁には、リノベのキーカラーのひとつライムグリーンを採用しています。
左がリノベ前、右がリノベ後の玄関
容量不足だった下駄箱は配置を変えて、廊下まで続く大容量のものに変更。玄関幅も広くなりました。
こだわりのセレクトはコレ!
リノベ空間に合わせ、DEN PLUS EGG(デン・プラスエッグ) で一部の照明器具や家具も新たに購入した夫妻。たとえば、キッチンのこの吊り棚。アンティークの収納棚を、縦置きから横向きにアレンジして取り付けています。
「ずっと欲しかった」というイギリス製チャーチチェアは、スタッフが買い付け時に現地で探してきてくれたものです。
ペンダントライトは同社ショップで扱っていたもので、籐製シェードのデザインや光のもれ方が気に入って購入しました。
ベンチとその上のシェルフも同社ショップで見つけたもの。妻によるディスプレーも素敵です。
マンションは眼下に街並みや海を一望できる好立地。開放感も大幅に向上し、家族みんなが心地よく暮らせる住まいになったようです。
設計・施工/DEN PLUS EGG(デン・プラスエッグ)
撮影/ 日紫喜 政
※情報は「リライフプラスvol.29」取材時のものです