真っ赤な缶が印象的な「ワトコオイル」。ホームセンターで見かけたことがある!という方も多いのではないでしょうか?わが家のリビングテーブルの天板が白っぽくなってきたのと、輪ジミが気になっていたので、「ワトコオイル」でメンテナンスしました。「ワトコオイル」の使い方と、塗布後の効果をご紹介します。

目次:

ワトコオイルって何?ワトコオイルの使い方(塗り方)潤いあるウエットな仕上がり。はっ水効果もバツグン!

ワトコオイルって何?

ワトコオイル
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イギリス・ワトコ社の「木材専用オイルフィニッシュ」です。

ペンキ(顔料)のように、表面を覆って着色するのと違い、ワトコオイルは木材に直接オイルを浸透させて着色・保護してくれる染料です。

「木の質感や木目を生かしたい!」というDIYにおすすめです。

ワトコオイルには調質効果があって、木の呼吸を妨げないので、木材の割れや狂いを抑止できます。

ワトコオイル

カラーが数種ある中で、今回は「ナチュラル」を選択しました。

ウイスキーのような琥珀色をしています。

ワトコ製品は、全てつや消し仕上げなので、ニスのような「光沢のある仕上がりを避けたい」という方にもおすすめです。

ワトコオイルの使い方(塗り方)

使い方1.塗る前の下準備

木材のホコリや汚れをきれいに取り除きます。

新しい木材に塗布する場合は、塗布面をサンドぺーバーで研磨して滑らかにしておきましょう。

ワトコオイル

使い方2.塗る

ワトコオイルの容器を充分に振ってよく混ぜます。

新しい刷毛を使う場合は、毛が抜け落ちないか指でつまんで確認してから作業を開始します。(塗布面に毛が残るのを防ぐため)

ワトコオイルを木目に沿って塗りましょう。

この時あまり厚く塗りすぎると、乾くのに時間がかかってしまうので注意が必要です。

わが家では塗ったすぐあとに、ウエス(布)でふき取りながら塗布していきました。

1度塗りでも良いですが、おすすめは2度塗りです。

ワトコオイル

使い方3.乾かす

オイルには匂いがあるので、作業中はもちろんですが、換気ができる場所で乾燥をさせましょう。

ワトコオイルは乾くのに時間がかかります。

ウエス(布)で十分に乾拭きをしてから、常温で12~24時間乾燥させます。

乾燥後も少し匂いが残りますが、時間が経つにつれて、少しずつ取れてくるので大丈夫です。

潤いあるウエットな仕上がり。はっ水効果もバツグン!

ワトコオイル

こちらは【メンテナンス前】のリビングテーブルです。

天板が白んでしまって元気がない上に、コップを置いた時の輪ジミが消えませんでした。

ワトコオイル

こちらがワコトオイルを塗布した【メンテナンス後】のリビングテーブルです。

濡れた深みのあるウエットタッチに仕上がりました。ムラなく落ち着いた美しさを感じます。

水滴をたらしてみると「水の玉」ができました。

「ハリと潤いをチャージ!」

まるで化粧品のCMのようなフレーズがピッタリの「天板メンテナンス」。

家にある家具の肌(木材)の調子がイマイチだわ……と感じる方は「ワトコオイル」ぜひお試しください。