真っ赤な缶が印象的な「ワトコオイル」。ホームセンターで見かけたことがある!という方も多いのではないでしょうか?わが家のリビングテーブルの天板が白っぽくなってきたのと、輪ジミが気になっていたので、「ワトコオイル」でメンテナンスしました。「ワトコオイル」の使い方と、塗布後の効果をご紹介します。
ワトコオイルって何?
すべての画像を見る(全6枚)イギリス・ワトコ社の「木材専用オイルフィニッシュ」です。
ペンキ(顔料)のように、表面を覆って着色するのと違い、ワトコオイルは木材に直接オイルを浸透させて着色・保護してくれる染料です。
「木の質感や木目を生かしたい!」というDIYにおすすめです。
ワトコオイルには調質効果があって、木の呼吸を妨げないので、木材の割れや狂いを抑止できます。
カラーが数種ある中で、今回は「ナチュラル」を選択しました。
ウイスキーのような琥珀色をしています。
ワトコ製品は、全てつや消し仕上げなので、ニスのような「光沢のある仕上がりを避けたい」という方にもおすすめです。
ワトコオイルの使い方(塗り方)
使い方1.塗る前の下準備
木材のホコリや汚れをきれいに取り除きます。
新しい木材に塗布する場合は、塗布面をサンドぺーバーで研磨して滑らかにしておきましょう。
使い方2.塗る
ワトコオイルの容器を充分に振ってよく混ぜます。
新しい刷毛を使う場合は、毛が抜け落ちないか指でつまんで確認してから作業を開始します。(塗布面に毛が残るのを防ぐため)
ワトコオイルを木目に沿って塗りましょう。
この時あまり厚く塗りすぎると、乾くのに時間がかかってしまうので注意が必要です。
わが家では塗ったすぐあとに、ウエス(布)でふき取りながら塗布していきました。
1度塗りでも良いですが、おすすめは2度塗りです。
使い方3.乾かす
オイルには匂いがあるので、作業中はもちろんですが、換気ができる場所で乾燥をさせましょう。
ワトコオイルは乾くのに時間がかかります。
ウエス(布)で十分に乾拭きをしてから、常温で12~24時間乾燥させます。
乾燥後も少し匂いが残りますが、時間が経つにつれて、少しずつ取れてくるので大丈夫です。
潤いあるウエットな仕上がり。はっ水効果もバツグン!
こちらは【メンテナンス前】のリビングテーブルです。
天板が白んでしまって元気がない上に、コップを置いた時の輪ジミが消えませんでした。
こちらがワコトオイルを塗布した【メンテナンス後】のリビングテーブルです。
濡れた深みのあるウエットタッチに仕上がりました。ムラなく落ち着いた美しさを感じます。
水滴をたらしてみると「水の玉」ができました。
「ハリと潤いをチャージ!」
まるで化粧品のCMのようなフレーズがピッタリの「天板メンテナンス」。
家にある家具の肌(木材)の調子がイマイチだわ……と感じる方は「ワトコオイル」ぜひお試しください。