100均の紙皿や紙コップといった「紙モノ」グッズを使って、あっと驚くインテリア雑貨を作ってみましょう!ポイントとなるのは、ズバリ「ペイント」。前回に引き続き、今回は色だけでなく質感までも本物さながらに見せるペイント術をご紹介します。紙モノに一手間加えたペイントをプラスするだけで、元が紙だったとは思えないようなリアルな質感のインテリアアイテムに生まれ変わりますよ。
“紙皿”で作る「アンティークプレート」
シルバーのオーバルボールやリムのエンボスが美しいサークルプレート、ラウンドエッジのスクエアプレートなど、どれもアイアン独特の素材感を放つ「アンティークプレート」です。
すべての画像を見る(全15枚)一見すると本物の金属製アンティークプレートに見えますが、実はすべてフェイクなんです。
プレートの元となったのがこちらの「紙皿」。
紙皿にペイントを施すことによって、リアルなアンティークプレートに仕立てました。
作り方はとっても簡単!
プレート縁周りにセリアのデコシールをぐるりと一周貼り付けます。
デコシールで縁周りに凹凸を入れることで立体感が増し、よりリアルな造形を加えることができます。
デコシールを貼った紙皿に色を塗っていきます。
今回は、塗るだけで簡単に金属のような質感を表現できる魔法の塗料「アイアンペイント」を使ってみました。
アイアンペイントを筆やスポンジでプレート全面に塗ります。
プレートの縁や角、浮き上がりの部分にラストメディウムを使って錆のような汚れを加えます。
全体のバランスを見ながら、スポンジで少しずつ加えていきましょう。
これでアンティークプレートが完成です。
アイアンペイントをベースに、ラストメディウムを組み合わせることによって、元が紙皿とは思えない渋みのあるプレートに仕上がりました。
紙皿がリアルな金属製アンティークプレートに生まれ変わりました。
実際の食器として使うことはできませんが、小物入れやディスプレイにぴったりのインテリアアイテムです。
“紙コップ”で作る「モスポット」
雨風にさらされ風化したような、経年の重みを感じさせる「モスポット」。
所々にモスが枯れ固まったジャンクな風合いが魅力です。
ベースに使ったのは100均の「紙コップ」。
これに粗くザラリとしたテクスチャを加えることで、素焼き鉢のような厚みのある重量感を表現してみました。
素焼きのテクスチャを写実に表現してくれるのが「プラスターメディウム(漆喰風)」。
まるでとろりとした紙粘土のような特殊な塗料です。
これを紙コップ全体にべったりと塗り、ティッシュで角を立てるように叩きます。
塗料が乾いたら好みのカラーで上塗りします。
プラスターメディウムの効果で、粗い凹凸のあるテクスチャができました。
水で溶いたアクリル絵の具(茶&黒)を使って、所々にバランスよくダメージ感を加えます。
さらにダストメディウムという塗料を使って表面にくすみを入れていきます。
ごくわずかな量をティッシュに取り、そっと押さえるように乗せていくのがポイントです。
これで「モスポット」の完成です。
長い時を経て、表面にモスが絡み付着したかのような味わいのあるポットができました。
上塗りする色やメディウムを変えれば、土を焼いた素焼きの「テラコッタ鉢」も簡単に作ることができます。
どちらも凹凸のあるテクスチャ感がいいですね!
いかがでしたでしょうか?
今回はアンティーク風のペイント方法に加え、メディウムという特殊な塗料を使った「テクスチャペイント」もご紹介してみました。
メディウムを使うことにより「立体感」が加わり、より本物に近い素材感を表現することができます。
みなさんもぜひ試してみてください!