「LABRICO(ラブリコ)」や「draw a line(ドローアライン)」などヒット商品を世に送り出している平安伸銅工業株式会社。その平安伸銅が手がける「ウィークエンドワークショップ」は、初心者でも手軽に始められるDIYパーツのブランドです。今回は、その中から「シェルフフレーム」シリーズを使って、キッチンに壁付けの収納棚を自作してみました。そのつくり方をご紹介いたします。
DIYで棚を付けるなら、まずは下地のチェックが大事!
キッチンはなにかとモノの置き場に困るもの。
うちでは、お土産にもらったり旅先で購入した紅茶や緑茶などが増えてしまい、収納場所に困っていました。
そこで、食器棚横の壁を利用して、収納を増設しようと思いつきました。
すべての画像を見る(全23枚)スペースの広さは、横幅48cm、高さ1m10cmくらい。
ここにうまく収まるような収納棚を選ぶ必要があります。
そこで目をつけたのが、平安伸銅の「シェルフフレーム」でした。
サイズバリエーションが豊富なので、うまく組み合わせれば大抵の空間に収まります。
また、ホームセンターで入手しやすい木材を棚板に使用できる手軽さも魅力です。
まさにDIYにうってつけですが、気になるのが棚を設置する壁の下地。
軽いものを載せるにしても、それなりの強度がなければ心配です。
ということで、壁のどこに木下地があるかをチェックすることにしました。使ったのが、以下の「下地センサー」。
シンワ「下地センサー BASIC」(標準小売価格/2,300円・税別)
これを壁にあててスタートボタンを押します。
ボタンを押しながら滑らせていくと、
光と音で下地がある箇所を知らせてくれます。
結果、両サイドと真ん中に下地が入っていることがわかりました。
きちんと準備すれば設置は簡単!
僕が選んだシェルフフレームはこの2種類。L字型のものを天井付けにし、その下にノーマルタイプを設置します。
収納力を重視して大きめのサイズをタテにならべて設置しますが、飾り棚などにするなら、もっと小型のタイプを選んでシンプルにまとめるのもいいかもしれませんね。
今回は下地の木材に固定するのでネジを使用しますが、下地が石膏ボードの場合はピンを使います。
左:石膏ボード用のピン/右:ネジ
どちらも商品に付属しているので追加で購入する必要はありません。
個人的に気になったのが付属のネジの頭の部分。
このネジ、いたってふつうのタイプですが、この頭の部分だけが白い棚の中で浮いてしまう気がしました(ちなみに、ブラックを選んだ場合には黒色のネジが付属します)。
代わりに購入したのがこちら。頭が白く塗装されたネジです。
これを使って取り付けていきます。
まず、取り付ける場所を決めて、穴の箇所に鉛筆で印をつけます。
軽く下穴を開けてから
ネジでシェルフフレームを固定します。
4か所で固定して、設置完了。
あとは、これをくり返していきます。
全部を設置しても、1時間かかりませんでした。
下地の確認などをしっかり行っておけば、取り付けはいたって簡単です。
白のネジを使ったおかげで、ネジの頭も目立たないで済みました。
棚板は木材のままでも、好みの色に塗装してもOK!
ところで、このシェルフフレームには棚板が付属していません。
逆にいえば、自分好みの棚材を自由に選ぶことができます。
メーカーが推奨しているのは、ホームセンターなどで簡単に手に入る「10cm幅のパイン材」や「1×4(ワン・バイ・フォー)材」といった木材。
僕が選んだのは1×4材。
渋谷の東急ハンズで182cmのものを2本購入し、48cm幅でカット加工してもらいました。
1本から3枚、計6枚の棚板ができました。
1×4材は角を面取りしてあるので、このまま設置してOK。
無塗装でも違和感はなかったので、そのまま使うことにしました。
汚れなどが気になる場合は、板材に塗装を施すのもいいと思います。
以前ショールームをご紹介した「オスモカラー」や、
ウッドウォールパネルの回に使用した「ブライワックス」など、好みの塗料で仕上げれば、より本格的な雰囲気が出せそうです。
シェルフフレームの設置の予算はどのくらい?
こちらが実際に収納した後の様子。
どんなお茶があるか一望できるようになったので、棚の奥にしまったまま賞味期限が過ぎてしまうのも避けられそうです。
よかったよかった。
最後にかかった予算をまとめておきましょう。
- シェルフフレーム本体(WFW-34×2点、WFW-54×2点) 4,664円
- 棚板(1×4材×2本、カット代含む) 1,540円
- ネジ 173円
合計して6,377円でした。
シェルフフレームや木材の販売価格はお店によって多少前後するかもしれませんが、塗装をしなければ約6,000円で壁付けの棚が設置できるので、けっこうリーズナブルといえるのではないでしょうか。
実用的な収納以外でも、飾り棚として使うこともできそうですね。
ちなみに、ブラックを選ぶとこんな感じ。
色が変わると印象も変わりますね。
ピンを使えば石膏ボードに固定できるので賃貸住宅にもオススメです。
平安伸銅の「シェルフフレーム」シリーズ、収納力アップやインテリアのアクセントにぜひ取り入れてみてください。
【参考】
※ 平安伸銅