たまプラーザの新築マンションに住んでいたNさんですが、家族が増えて手狭になったことから、近隣エリアで住み替えを検討。「味わいのある部屋に住みたかった」という夫の希望でリノベーションという選択に行き着き、横浜市内にある築30年超の団地を2,880万円で購入しました。リノベーションはブルースタジオに依頼。工事費1,420万円(税・設計料込み)で、まるで海外の家ようなゆとりある空間を作り上げました。
家の中心にオリジナルキッチンを
すべての画像を見る(全8枚)キッチンが家の中心に設けられたN邸。
構造上、それぞれの空間は奥まっていますが、キッチンに立ったときに部屋の端から端まで視線が抜けるよう設計されています。
キッチンは、扉などもすべてオリジナル。キッチンの奥にはパントリーも新設し、収納量を確保しました。
リビングダイニングは個室があったスペースを広げて開放的に。ソファは転居時にローラ アシュレイで購入したものです。
ダイニングテーブルとベンチは、フローリングと同じ床材で造作して統一感を出しました。
リビングダイニングの一角には家族で使えるスタディーコーナーを設置。その向かいには長女用の子ども室があり、ガーリーなテイストでコーディネートしています。
ラグジュアリーなサニタリースペース
キッチン横のワイドな引き戸を開けるとサニタリースペースが。こちらの引き戸はキッチンの扉とテイストを揃えて、スッキリとした空間に仕上げました。浴室はブラインドで目隠しをしています。
パティオをイメージしたゆったりエントランス
海外の生活スタイルを想定し、エントランスはパティオ(スペインの住宅でいう中庭)をイメージしてデザイン。居住空間につながる手前のスペースであるエントランスを贅沢に使ったことで、家全体がよりゆったりとした印象になりました。
「団地に移り住んで、時間がゆっくりと流れるような暮らしと、広い住まいを手に入れることができました。理想とするインテリアにさらに近づけるよう、部屋づくりを今後も楽しんでいきたいです」と、妻は晴れ晴れした表情で答えてくれました。
設計・施工 ブルースタジオ
撮影 中村風詩人
※情報は「リライフプラスvol.18」取材時のものです