洗濯機を使うときに必要になる、洗濯洗剤や洗濯ネット。あなたはどのように収納していますか?最近の洗濯機は大きくて、その周りは何も置くことができないデッドスペースになりがちですよね。だけど、洗濯に使う道具はサッと手に取れるよう、洗濯機の近くに置いておきたいものです。整理収納アドバイザーのトノエルが、築20年の賃貸マンションでもできる、洗濯機周りの収納力をアップするDIYを2つご紹介します。
1.洗濯機の上に簡単3ステップでできる!「洗濯洗剤」を置く棚をDIY
すべての画像を見る(全19枚)洗濯洗剤は作業効率を考えて、出しっぱなしにしておきたいですよね。
ちょうどいい置き場所がない場合は、棚を設置してみるのはいかがでしょうか。
原状復帰も可能なので、賃貸でも大丈夫です。
石膏ボードの壁なら、洗濯機周りだけでなく、寝室やトイレ、神棚など、あったら便利!な場所に設置することができますよ。
材料
- 木材
- L型棚受金具
- 「Jフックシングル」(和気産業)のJフック以外の部品
Jフックシングルは石膏ボード用のフック。虫ピンサイズの釘を3本クロスして突き刺すことで、がっちり固定でき、抜いた跡もほとんど残りません。
では、実際に作り方をご紹介いたしましょう。
ステップ1. 部品をスプレーでつや消しブラックに塗装
棚受け部分を黒にしたかったのですが、L型棚受金具の黒色が割高で、ブロンズ色が安価だったので、ブロンズ色を購入して塗装しました。
金具の色を変える必要がなければこのステップは不要ですが、フックのキャップは、L型棚受金具の色に合わせて油性ペンなどで塗っておきましょう。
ステップ2. L型棚受金具を木材にネジで固定
筆者は家に残っていた端材を再利用しました。木材には跡が残ってもいいので、木材にL型棚受金具をネジで固定しました。
ステップ3. 棚をフック用のピンで固定
L型棚受金具の穴の部分に、Jフックシングルのピンを刺していきます。コインで押し込むので、特別な工具も不要です。
ここは2名で作業するのがオススメです。
ピンに塗装したキャップをかぶせます。棚が完成しました!
取り付けてから1年以上経過しましたが、ぐらつくこともなく、問題なく使用できています。
壁に開く穴は虫ピンサイズなので、原状復帰も簡単です。
出しっぱなしにする洗濯洗剤も、モノトーンや透明など、清潔感のある色の容器に詰め替えると、スッキリとした印象になりますね。
2.洗濯機の横に「洗濯ネット」を収納できる引出しを設置
洗濯機の横は、防水パンがあったりしてモノが置きにくく、デッドスペースになりがちですよね。
このスペースに、洗濯機周りで使用する洗濯ネットやごみ箱などを収納しておけると便利なので、その方法をご紹介します。
材料
- 木材
- 引出し
- ごみ箱
木材はほとんどみえなくなるので、見た目はどんな状態でも構いませんが、防水パンに引っかかるサイズが必要です。
引出しは無印良品の「ポリプロピレン引出式ハーフ・浅型」(価格/790円・税込)を4個重ねて使用しています。
ごみ箱も無印良品の「ポリプロピレンごみ箱・角型・袋止め付/大(約11L)」(価格/890円・税込)です。
デッドスペースに収まるサイズなら、お好みのモノを選んでくださいね。
洗濯機にピッタリくっつくくらいフィットしてしまうと、洗濯機稼働中にぶつかり合って騒音になるので、あまりピッタリすぎないほうがいいかもしれません。
簡単2ステップで引出し収納を設置する方法をお教えます。
ステップ1. 防水パンに木材を置く
防水パンの上に引出しを直接置くことはできないので、まず木材を渡します。
ステップ2. 引出しとごみ箱を置く
木材の上に引出しとごみ箱を置きます。
これだけで、収納スペースができましたこのように写真や文字で書くほどでもない簡単なことですが、洗濯機周りのデッドスペースが有効活用できる収納スペースになりました。
洗濯ネットは広げて使うモノ。大きさは大小2種類に分けていますが、畳んだりせずに、引出しにポイポイと収納しています。
低い位置にあるので、子どもも自分で取り出して、お気に入りの衣類をネットに入れてから洗濯カゴに入れてくれるのでラクです。
この位置にごみ箱も設置することによって、洗濯機の乾燥フィルターのホコリもサッと捨てられます。
いかがでしたか?
丁寧な暮らしやDIYに憧れはあっても、毎日、仕事や家事や育児に追われていると、なかなか挑戦できないですよね。
今回ご紹介した棚や引出しの設置方法は、とても簡単なのにDIY気分を味わうことができました。
洗濯機周りのデッドスペースも活用できて一石二鳥です。よかったら試してみてくださいね。
“丁寧っぽい暮らし”をめざす整理収納アドバイザーのトノエルでした。