清々しい新緑と、やわらかな日差しが心地よい季節になりました。部屋の中にも爽やかな小物を取り入れて、夏を迎えるこれからの季節に合わせた涼しげなインテリアを楽しみたいですよね。爽やかなインテリア雑貨といえば、なんといっても「ガラス雑貨」。固く透き通ったクリアな質感は、他の素材には替えることのできないガラスならではの特徴ですが、逆にDIY素材としては手を加えづらいというデメリットもあります。
すべての画像を見る(全15枚)そこで今回ご紹介するのが、「ガラスペイント(ターナー色彩)」という魔法の塗料。
ガラスに直接色を塗るだけで、簡単にカラーガラスを作ることができるという特殊な水性塗料です。
アンティーク調のクリアカラーを中心とした9色に加え、くもりガラス調の表現ができる「曇り」、表面に泡が表現できる「泡玉」、上塗りすることで塗膜のべたつきを抑える「専用クリア」の全12色という豊富なカラーバリエーションで展開されています。
中でも特徴的なカラーがこちらの「曇り」。
筆で塗るだけでガラスを凍らせたような半透明の白い塗膜を作ることができ、朽ちた磨りガラスのような質感までもリアルに表現できる不思議な塗料です。
そこで今回は、この塗料を使った「フロストガラス」雑貨の作り方をご紹介してみようと思います。
目次:
ガラスペイント「曇り」を使ったフロストガラスの作り方「ガラスキャニスター」をフロストガラス風にアレンジ素材はガラスだけじゃない!アクリルやプラスチックにもOKさらにアレンジして、色付きフロストガラスにチャレンジ!「ガラスペイント」でDIYをもっと楽しく!ガラスペイント「曇り」を使ったフロストガラスの作り方
【工程1】
素材となる透明ガラスの空き瓶をいくつか用意します。
空き瓶は、あらかじめ中性洗剤でしっかりと洗い、表面に付着した油分を取り除いておきましょう。
【工程2】
筆や刷毛を使って、瓶の表面にガラスペイント「曇り」をペイントしていきます。
使う筆や刷毛は毛量が多く柔らかなものを使うと、うまく塗ることができます。
曇り具合(磨りガラスの濃さ)は、塗り重ねる回数によって調整すればOKです。
【工程3】
瓶全体を塗り終えたらしっかりと乾かし、水で薄めた白色の塗料をスポンジで上塗りします。
スポンジに適量の白い塗料をとり、上からポンポンと押さえるようなイメージで塗っていきます。
その後、塗った塗料が乾かないうちに手早くティッシュで押さえるようにして拭き取り、凍ったガラスのような質感を表現していきます。
これで「フロストガラス風のガラス瓶」ができました。
冷たく凍ったようなフロストガラスの瓶は、置いておくだけで涼しげな清涼感のある空間を演出してくれます。
瓶のフタをアンティーク調にペイントすれば、オブジェの雰囲気もグンとアップします。
「ガラスキャニスター」をフロストガラス風にアレンジ
今度は、100均ショップの定番商品「ガラスキャニスター」をフロストガラス風にアレンジしてみましょう。
作り方は、先程のガラス瓶とまったく同じでOK。
付属金具をすべて取り外してからペイントします。
ご覧のように古いメディソン瓶のような、趣のあるボトルができました。
キャニスターのフタもフロストガラス風にペイントすれば、よりインテリアライクなオブジェになります。
シックな装いの花器として、またアンティークなキャンドルホルダーとしてなど、様々なレイアウトアレンジができそうですね。
素材はガラスだけじゃない!アクリルやプラスチックにもOK
塗るだけで簡単にフロストガラスを作ることができるガラスペイント「曇り」ですが、使える素材はガラスだけではありません。
透明なアクリルやプラスチック、PETといった素材にも問題なく使うことができます。
100均の透明アクリルトレーやペットボトルの空き容器もご覧の通り。
ペットボトルがノスタルジックなアンティークボトルに変身しました!
さらにアレンジして、色付きフロストガラスにチャレンジ!
ガラスペイント「曇り」の上に、同シリーズのクリアカラーを塗り重ねてみましょう。
透明のグラスに「曇り」をペイントした後、目の細かいスポンジで青色のクリアカラーを上からポンポンと押さえるように乗せればご覧の通り。
アンティークブルーが幻想的な、色付きフロストガラスを作ることができました。
「ガラスペイント」でDIYをもっと楽しく!
不可能と思っていたガラスアレンジも、「ガラスペイント」の登場でグッと身近なリメイクになりました。
これからの季節にぴったりな、清涼感溢れるフロストガラス。
ガラスペイントを使って、フロストガラスDIYにぜひチャレンジしてみてください!