ミシンを持っていなくても、手縫いで気軽につくれる布小物。
今回は、ナチュラルテイストなデザインが人気の布小物作家・石川ゆみさんに、ボックス型の小物入れのつくり方を教わりました。お休みのあいだにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
色を変えて並べるとかわいい! 石川ゆみさんの、ボックス形の小物入れ
暮らしをちょっと楽しくする、シンプルでおしゃれな布小物です。
すべての画像を見る(全7枚)工作感覚でつくるのが楽しい、ボックス形の小物入れ。きちんと形が整うよう、ハリのある生地を選んでつくりましょう。
「ハリがある布は、重なる部分を縫うときに少し力が必要。縫いしろが1か所に集まって厚みが出てしまわないよう、分散させながら重ねるのがコツですよ」
使わないときは折りたたんでコンパクトにしまっておけるのも、布製ボックスならではの魅力。旅先に持っていけば、時計やアクセサリーの一時置きとしても重宝しそう。
【材料】
【A:イエロー】でき上がりサイズ 10cm角×高さ5cm
・表布〈イエロー〉、裏布〈生成り〉(縦22×横12cm) 各1枚
・表側面布〈イエロー〉、裏側面布〈生成り〉(縦7×横12cm) 各2枚
【B:ブルー】でき上がりサイズ 8cm角×高さ8cm
・表布〈ブルー〉、裏布〈生成り〉(縦26×横10cm) 各1枚
・表側面布〈ブルー〉、裏側面布〈生成り〉(10cm角) 各2枚
【C:ベージュ】でき上がりサイズ 10cm角×高さ10cm
・表布〈ベージュ〉、裏布〈生成り〉(縦32×横12cm)各1枚
・表側面布〈ベージュ〉、裏側面布〈生成り〉(12cm角) 各2枚
・手縫い糸〈イエロー、ブルー、白〉 各適量
・口部分のステッチ用糸〈白〉 適量
【つくり方】
(1)表布と表側面布を図のように中表に合わせながら、1cmの縫いしろで縫い合わせて箱形にする。同様にして裏布と裏側面布も縫い、箱形にする。
(2)表布でできた箱の縫いしろを、図のように対になる側面に倒し、表に返す。同様にして裏布でできた箱の縫いしろを対になる側面に倒す。裏布の箱を、表布の箱の中に外表に合わせて入れる。その際、縫いしろが1か所に集まらないよう、底のわの位置を90度ずらして重ね入れる。
(3)口部分の縫いしろを1cm内側に折り込み、ぐるりと1周、巻きかがりながら縫い合わせる。
「巻きかがり縫いしたステッチの色は、内側の生成りにトーンをそろえました。お好みで、目立つ色を選んでも楽しいと思いますよ」。
リバーシブルで使えるので、色のついた面を内側にしても。
「外面がすべて生成りにそろうので、1か所にまとめたときにも統一感が出ます」
エアプランツなどを飾って、インテリアの彩りに。