キッチンはとくにものが多い場所。調理道具から食器、調味料まで、雑多なものがいろいろあります。形もバラバラでしまいにくいうえ、よく使うものは取り出しやすくしておきたいなど、収納が難しいところです。
そんなキッチンで困りがちなアイテムを使いやすく収納するには? 3人の収納のプロ、本多さおりさん、七尾亜紀子さん、yukikoさんに、読者のお悩みを解決してもらいました。
キッチンの困りもの1:鍋・フライパン
「毎日使うので取り出しやすい場所に置きたいけど、収納に適した場所がない」という声が多いアイテム。仕方なく食器棚の上に置いている人も多いようです。
●立てて収納すれば取り出しやすさアップ(yukikoさん)
すべての画像を見る(全8枚)取り出しやすいよう、鍋やフライパンは1つずつファイルボックスに立てて収納。パッと見てわかるので、管理もラク。出しにくくなってしまうので、重ねるのはNG!
●毎日使うものは出しっぱなしでOK(七尾さん)
コーナーラックを使い、コンロの横へ。毎日使うものなので、油がはねても使ったあとに洗えばOK。取っ手の取れるタイプを選ぶのも、コンパクトに収納するコツ。
キッチンの困りもの2:お皿・コップ
「お皿やコップのサイズや見た目がバラバラ」「たくさんあって収納しづらい」という声が。統一感がないと、ごちゃついて見えがち。
●あえて食器棚はもたずにゾーンごとに分けて収納(本多さん)
食器棚をもたず、シンク下の引き出し2か所に収納。左はカトラリーやコップ、右にはお皿やお椀を。シンク下なら乾いた食器をすぐにしまえるので、片づけもラクです。
●収納スペースを決め入る分だけにする(yukikoさん)
食器の収納スペースを決めて、入る分だけをもつように。愛着がもてないものや半端な数で使いづらいもの、取り扱いが面倒でストレスになるものは手放す対象に。
●トレーに入れて取り出しやすく(七尾さん)
棚に奥行きがある場合、直接コップを入れると奥のものが取り出しにくくなるのが難点。細長いトレーに入れ、使うときにトレーごと引き出せば、出しにくさを解決。
キッチンの困りもの3:調味料
「棚や引き出しにしまい込むと料理がしづらい」「出しっぱなしにするのも見た目が気になって…」など、置き場に困っている人が大半。
●段ボール製のボックスで汚れを気にしない(本多さん)
調理中にすぐ手が届くようコンロ下の引き出しへ。上から見てもわかるよう、キャップのフタにはラベリングを。段ボール製のボックスなら汚れも気になりません。
●小さなスペースを有孔ボードで活用(yukikoさん)
コンロの下にある細長い引き出しに有孔ボードをつけ、棚やフックを利用した壁面収納に。小さなスペースに、スパイスやキッチンツールもすべて収まっています。
●小ぶりなサイズの調味料を購入する(七尾さん)
たくさんの調味料があっても使いこなせないので、買うものはよく使うものだけに。できるだけ小ぶりなサイズを選べば期限内に使いきれて、スペースもとりません。
キッチンに関する悩みのなかでも、とくに「置き場所に困る」という声が多かった3つのアイテム。達人の工夫を参考に、自分にあう方法を取り入れてみてください。