「食べられる花」として人気急上昇中のエディブルフラワー。マリーゴールド、バラ、ゼラニウム、ナスタチウムなどが有名で、サラダに彩りを加えたり、キャンディに閉じ込めたりするのにぴったりで、インスタ映えも抜群です。
高級スーパーやインターネットで購入するのが一般的ですが、「じつはもっと身近にエディブルフラワーがあるんですよ」と教えてくれたのは、フラワーアーティストの梅田佳苗さん。
お刺身についてくる「小菊」を使って、キュートなアイシングクッキーをつくろう
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これは梅田さんがつくったエディブルフラワーのクッキーですが、使われているのは、なんと「小菊」。そう、スーパーでお刺身を買ったときについてくるお花です。大型スーパーや業務用スーパーで安く手に入れることができるこの小菊を使った、レモン味アイシングクッキーのつくり方を教えてもらいました。
【材料】
クッキー 15枚程度
粉砂糖 50g
レモン汁 大さじ1
小菊 適量
今回は市販のクッキーを使用しましたが、腕に自信のある方は、もちろんクッキー本体を手づくりしてもOKです。
【つくり方】
1.小菊の花びらをバラバラにする
小菊は、そのままでは少し厚みがあるので、花びらをバラバラにします。裏を見ると茶色い部分があるので、それを丁寧に取り除いて、花びらだけにバラします。ちなみに今回は、購入したものを使ってみました。
2.レモン味のアイシングをつくる
お鍋に粉砂糖とレモン汁を入れて火にかけ、粉砂糖を溶かします。
ぐるぐる混ぜて溶けたな~というところで火から下ろします。グツグツと何分も煮る必要はありません。アイシングの硬さは、「トロトロ」と「ドロッ」の間くらい、硬めのあんかけくらいの状態が目安です。
3.アイシングをクッキー表面に塗って、花びらを散らす
2のアイシングをクッキー表面に塗り、固まる前に花びらを散らします。クッキングシートの上で冷ますと、10~30分で固まります。これで完成!
お友達にあげるときは、乾燥剤を入れてラッピングをするといいでしょう。
梅田さんは、小ビンをクッキーと一緒に箱詰めし、お友達にプレゼントしたそう。「小ビンを一緒に入れたのは、野の花を活けてもらいたかったからです。ほんの少しの花が、生活を豊かにするということ、もっと気軽にお花を生活に取り入れてもらいたいという思いを込めました」。
きれいな黄色とレモン味の相性がよく、甘すぎなくておいしい小菊のクッキー。お友達へのプチギフトはもちろん、自分へのごほうびに、コーヒータイムのお供にぜひつくってみてください。