クセやエイジングによるトラブルを上手に隠しながら、いつも清潔感のある美しい印象の髪にしたいもの。スタイリング剤やオイルも大事ですが、いちばんのポイントは仕上げのブローにあるといっても過言ではありません。5分で美髪をかなえるドライヤーテクを、東京・銀座のヘアサロン「Ramie」代表で、大人の女性の髪悩みのアドバイスに定評のあるNAOMIさんに教えてもらいました。

基本のドライ&ブローテクでうねり知らずのツヤサラ髪に

洗髪後、面倒だからと自然乾燥ですませたり、ドライヤーで適当に乾かしたりしていませんか。ポイントを抑えたブローなら、短時間でクセもうねりも気にならないツヤサラ髪が完成します。

(1)洗髪後、地肌、毛先の水分をタオルでよく取る

毛先の水分をタオルでよく取る
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洗髪後はタオルを頭にのせ、地肌をマッサージするように指の腹でもみ込み、髪の根元の水分をタオルに吸い取らせて。毛先は、髪をはさんで軽く押すように。

(2)髪をかきあげながら地肌と髪の根元を乾かす

地肌と髪の根元を乾かす

まずは乾きにくい地肌と根元から。内側から髪をかきあげ、ドライヤーのノズルを10cmほど離し、1か所に集中しないよう揺らしながら温風を当てます。

(3)トップは持ち上げて根元にドライヤーの風を

根元にドライヤーの風を

つぶれやすい頭頂部は毛束をグイッと持ち上げてから、根元を中心に温風を当てます。立ち上がりのクセがついて、ボリュームのある仕上がりになります。

(4)中間部は手ぐしで引っぱりながらドライ

手ぐしで引っぱりながらドライ

中間部は毛束を引っぱりながら乾かすと、うねりや癖を抑えることができます。ドライヤーは、髪のキューティクルに沿って、上から下へと風を当てましょう。

(5)髪の表面だけにブラシを通してブロー

ブラシを通してブロー

根元もある程度乾いたらブラシで表面の髪だけをすくい、内巻きに引っぱりながらブローを。見えるのは外側だけなので、表面だけブラシで整えればOKです。

(6)仕上げは冷風を上から当てる

冷風を上から当てる

ドライヤーを冷風に変え、髪の表面をブラシで押さえながら冷やします。形が崩れにくくなるうえ、キューティクルが引き締まりツヤのある仕上がりに。

ESSE11月号

では、ツヤさら髪をつくるヘアケア方法をさらに詳しく紹介中。髪のエイジングに悩む人はもちろん、サラサラヘアにあこがれる人は必見です。