栄養価が高く、習慣的に飲みたいみそ汁。でも毎朝きちんとつくるのは面倒だったり、飲みきれなかったり…ということも。
そんなときは“みそ玉”をつくってみてはいかがでしょうか。みそと好みの具材を合わせてボール状に丸めた即席みそ汁のもとのことです。
食に詳しいライターの高木沙織さんが、つくり方を教えてくれました。
“みそ玉”のメリット。手軽にみそ汁を飲むことができます
みそ玉とは、名前そのまま、みそと好みの具材を合わせてボール状に丸めた即席みそ汁のもとのことです。基本的には1食分、ピンポン玉大のみそ玉を汁椀に入れてお湯をかければあっという間にみそ汁ができちゃいます。
夜につくっておけば翌日の朝食にサッとみそ汁を取り入れられます。調理に鍋も必要なく、洗い物も減らせるのだから、忙しいときの心強い味方です。
栄養面でも発酵食品であるみそは腸内環境を整えて便秘や肌荒れ、免疫力の低下といった悩みの改善に期待できますし、温かいみそ汁にして飲めば身体は内側からポカポカ。積極的に摂りたい一汁三菜の“汁”づくりをサポートしてくれるでしょう。
オススメは乾物ミックス!「みそ玉」のつくり方
ここからは、みそ玉のつくり方を紹介していきましょう。
今回使用した具は、“乾物”。形が崩れるやわらかい具材や中まで火が通りにくい具材(根菜類など)はみそ玉づくりに適しません。
●切り干し大根のみそ玉
【材料(1人分)】
・みそ(だし入り) 大さじ1
・切り干し大根 適量
・乾燥麸 3~4個
・白いりゴマ 小さじ1
【つくり方】
みそと切り干し大根を混ぜ合わせ、乾燥麸を包むように優しく丸めたら、表面に白いりゴマをまぶす。
●とろろ昆布と高野豆腐のみそ玉
【材料(1人分)】
・みそ(だし入り) 大さじ1
・とろろ昆布 適量
・高野豆腐(薄切り) 3~4個
・お好みで梅干し 1/2個
【つくり方】
種を取り叩いた梅干しと高野豆腐をみそで包み丸めたら、とろろ昆布をフワッと表面を覆うようにつける。
みそ玉が完成したら直接汁椀に入れてお湯をかけ、みそを溶き、それぞれの乾物がふっくらと戻れば完成です。
ほかにも、乾燥ワカメやひじき、桜エビ、シイタケなどもいいだしが出て、おいしいみそ汁ができそうですよね。乾物だけではなく、ネギやミョウガ、あらかじめ火を通しておいた根菜を混ぜてもいいのですが、これらを使う場合は早めに食べるようにすることをオススメします。
みそ玉はラップで包んで冷蔵で7日、冷凍で1か月ほど保存できると言われていますが、いずれも傷む前になるべく早く食べるようにしましょう。
忙しいときや疲れているときこそ、温かいみそ汁が心と体にしみてきます。
みなさんもみそ玉づくり、してみませんか?