卵とバターを使わないパン教室「toiro(トイロ)」を主宰する幸栄さんの暮らしのエッセー。
2人の娘をもち、簡単につくれるおやつや、だれでもまねできるインテリアアイデア、家事を楽しくする方法など、なにげない暮らしを楽しむコツが人気の幸栄さん。
今回は忙しい毎日に追われる日々にぴったりな、市販のパンと旬のイチゴを使った「手間抜き」おやつのつくり方を教えてもらいました。つくり方は簡単ですが、おうち時間が長い今、ちょっとぜいたくな気分が味わえそうです。
イチゴとチョコの生クリームサンド。4つの材料でお店みたいなおやつが完成
すべての画像を見る(全7枚)きちんと一から手づくりしたり、丁寧に暮らしたりしたい。そうですよね、きっと理想はみんなそうなのですよね。でもそうもいかない、そんな日は、うんと楽をしちゃいませんか?
ということで、「そうもいかない」日におすすめの元気が出るおやつをご紹介します。
生クリームは市販の絞り出して使うだけのもの(今回はセブンプレミアムのホイップを使用しました)を選ぶなど、できるだけ「手間」を抜きつつ、仕上がりはお店で買ってきたような「ごほうび」感が高くなるようにしてみました。
●バレンタインデーのおやつにも。イチゴとチョコのお手軽生クリームサンド
材料はこの4つだけ。
サンドイッチ用食パン(耳なし)、イチゴ、板チョコ、ホイップした生クリーム(今回はホイップずみの市販のものを使用)をお好きな量だけ準備します。
(1) まずは食パン片面に生クリームをのせます。食パンはスーパーなどで売られているサンドイッチ用のものを選びました。そして生クリームは、絞り出すだけですぐ使えるものに。
(2) そこにイチゴをのせます。イチゴのサイズはいろいろ。大きイチゴは切ってのせて、小さめのイチゴはそのままのせて、と気楽に(笑)。ここでは、大きめのイチゴを半分に切ってのせています。
(3) イチゴの上に、包丁で粗く削った板チョコをのせます。量はお好みですが、私は1/6枚ほどのせました。
(4) その上にまた生クリームをのせ、もう1枚のパンではさみます。ラップなどで包み冷蔵庫で1~2時間ほど冷やします。
ななめにカットしたら…
おいしそうな、イチゴのフルーツチョコサンドがあっという間に完成です。
これを娘たちにふるまったところ、目をキラキラさせて「買ってきてくれたの?!」と大喜び。私がつくったのよ~と言うと尊敬のまなざしでした(笑)。
フルーツはフレッシュなものや缶詰など、お好みのものを選んで。わが家のお気に入りのフルーツサンドレシピを探してみてくださいね。
【幸栄(ゆきえ)】
1979年広島県生まれ。「はな」と「ひな」2人の娘をもつ。モデルとして活躍したのち、長女の出産を機にパンづくりに出合う。ベッカライダブルハウスにて、製造補助をしながらパンについて学び、2010年から卵とバターを使わないパン教室、toiroを始める。現在はオンラインパン教室『
パン教室toiro【パンとひとさら】』にてレッスン中。 近著に『日々たんたんとパン』(光文社刊)、『でっかいパン バターも卵も使わない。「3分こね」でかーんたん!』(主婦と生活社刊)