家に花を飾り、豊かな気持ちで暮らしたい。そう考えている人は増えています。でも現実は、「お家に花があればすてきだなと思うけれど、うちには花ビンがないし…」「花ビンはあるけれど大きすぎて、お花がたくさん必要…」などの理由で諦めているケースも少なくないのではないでしょうか。

花ビンがないからと諦めないで!パリジェンヌ風に、花を暮らしに取り入れるテクニック

「お花も、花ビンも、『こうでなくてはいけない』というルールはありません。ちょっとした工夫で、おしゃれに飾ることができますよ」とアドバイスしてくれたのは、フラワーアーティストの梅田佳苗さん。梅田さんのアイデアなら、家にある意外なものを花ビンがわりに活用して、さらにパリ風インテリアも目指すことができます。詳しく教えていただきました。

●茶袋と麻ひもで隠す

茶袋と麻ひもで隠す
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いい花ビンがないとしても、グラスやあきビンなど「水をためておけるもの」はあるはず。どんなものでも、おしゃれでなくてもよいのです。なぜなら、茶袋と麻ひもで隠すだけで、ほらこんなにすてきに!まるでマルシェで買ってきたお花みたいで、気取らないパリっぽさが出ます。

茶袋から出る花の長さは、茶袋の長さと同じぐらいか、それ以上にするとバランスがいいでしょう。倒れにくくするには、茶袋を低めに設定するのがポイントです。

●キッチンツール立てに飾る

キッチンツール立てに飾る

意外な場所としては、キッチンツール立てに飾ってみるのもおすすめです。お花屋さんでやってくれるように、切り口に水を含ませたティッシュやキッチンペーパーで保水してアルミ箔などで水漏れを防ぐ処理をするか、水を張ったビンを、ツール立ての中に忍ばせます。

自由な発想でおしゃれと生活を楽しむパリジェンヌのキッチンが、この飾り方のイメージです。

●小ビンに分けて

小ビンに分けて

ひとつのビンに花をまとめなくたっていいのです。いくつかに分けた方が、バランスがいいうえに、見た目がかわいく飾れることもあります。小ビンをまとめてカッティングボードに乗せたり、100均で売っている木箱に乗せたりと、ひと工夫でさらにおしゃれ感が増してきます。

移動もしやすく、ランチタイムなどダイニングテーブルでお花を楽しむのにGOOD!

●焼き網にくくりつけてドライに

焼き網にくくりつけてドライに

ドライフラワーがはやっていますが、これにもひと工夫。お花を小さく束ねて焼き網にくくりつければ、壁にかけるにも立てかけるにも便利なうえに、ちょっと男前な雰囲気に。100均の焼き網でも十分格好よく仕上がります。

いかがでしたでしょうか。グラスやコップ、お皿以外にも、お花を飾るのに使えるものはおうちの中にたくさんあるはずです。これはどうかな、といろいろ試してみてはいかがでしょうか。