お金をかけない掃除術が人気で、家事についての著書もあるよしママさん。2人の子どもを育てつつ、手取り年収420万円で、年100万円以上も貯蓄しています。よしママさんが家計の要、食費を節約するために実践しているのがふるさと納税。寄付することでもらえるお礼の品の選び方や、賢い保存の仕方を教わりました。
おいしいものを食べても節約できる「ふるさと納税」
住んでいる自治体ではなく、自分の選んだ自治体に住民税を納められる「ふるさと納税」。災害支援や教育など、寄付金の使い道を明示している自治体も多く、共感する施策のところに寄付することで地方を応援することができます。
一定の上限はありますが、寄付した金額のうち、2000円を越える部分について所得税と住民税が控除され、自治体によってはお礼の品をもらえることも人気です。
わが家では、お礼の品として食品がもらえる自治体に納税し、食費の節約につなげています。ブランド肉やフルーツといった高級品に目を奪われがちですが、上手な選び方、保存の仕方で、毎日の食費がカットできますよ。
ふるさと納税で食費を上手に節約するコツ
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控除される金額は、年収や家族構成によって異なるので、まずは
ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」などのサイトを利用して控除額のシミュレーションを行いましょう。
寄付金額がわかったら、寄付したい自治体をセレクト。あれこれ目移りしそうになりますが、ここで「家計を助けてくれるもの」をキーワードに絞り込んでいくのがポイントです。
●ふるさと納税で選ぶべき食材
「家計を助けてくれるもの」とは、肉や米、麺類など、普段の生活でよく口にする食材で保存が効くもののこと。魚や野菜、果物は一度に大量に届いても食べきれないので、なるべく申し込まないようにしています。わが家には育ち盛りの子どもがいるので、お肉を頼むのが定番。ウインナーなどは量が少ないことも多いので、加工品は避けた方がおトクです。肉の種類もたくさんありますが、豚肉や鶏肉だとボリュームのあるものが多くておすすめ。なかでも、調理しやすい豚薄切り肉と、やわらかくていろんな料理に使える鶏モモ肉が便利です。
私のおすすめは佐賀県上峰町の「佐賀県産有明鶏メガ盛4000g」です。1万円の寄付で4kgの鶏モモ肉がいただけて、満足度抜群! ジューシーでとってもおいしいんですよ。
●肉は冷凍で、お米や乾麺は常温保存で
お肉は冷凍で届くので、必要な量をその都度解凍しながら使用します。ものにもよりますが、保存期間は冷凍保存で1か月程度。節約生活をしていると、ついお肉をケチってしまいがちですが、たくさん届いて心おきなくいただくことができるのでうれしいですね。
お米や乾麺は常温で保存できるので、季節を問わず頼みやすい食品。大量に届くので、お米を保管する場所は事前に確保しておくとベターです。
●食品が届く量やタイミングにも注意
冷凍保存するもの、冷凍室内に保存することを考えて、申し込むタイミングや量を調整しましょう。申し込んでからすぐに届く場合もあれば、2、3か月してから届くことも。配送状況や混雑状況は事前に確認しておくとよいですね。
また、申込み期限となる年末ギリギリだと混みあって、欲しかったものが品ぎれになってしまうこともあるので注意! わが家では、申し込みのタイミングを、6月と10月と12月の3回に分けるようにしています。
●Yahoo!や楽天市場から申し込むとポイントもゲット
「Yahoo!ふるさと納税」や「楽天市場」からふるさと納税に申し込むと、Tポイントや楽天ポイントなどの提携ポイントももらえます。ただ、すべての自治体があるわけではないので、ふるさと納税に特化したポータルサイトの方が、お気に入りのものが見つけやすいことも。
地方のおいしいものを楽しみながら節約にもつながるふるさと納税。ストレスをためずに続けることも、節約生活を実践するコツです。
*紹介している「ふるさと納税」のお礼の品は記事作成時点のものです