主婦業のかたわらエッセイストとしても活動する若松美穂さんが、楽しく、豊かに暮らすためのさまざまな工夫をつづります。

つるんとした肌の素は、たったひとつの石けん

わが家は、女性が多い割に、お風呂の中のグッズは少ない方だと思います。

時々、娘たちがお友だちからいただくスクラブなどが、楽しい感じで並ぶことはありますが、普段はとてもシンプル。女性は全員同じクレンジング・洗顔、ボディソープ・シャンプーとトリートメントです。

とはいえ、母が美容師でしたから、こだわりはあって、長年シャンプーとトリートメントは母の知り合いの会社から取り寄せています。

浴室にシャンプートリートメント
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ありがたいことに、親戚などから訊かれることがあります。

二人の娘の肌が“つるん”としているので、「洗顔はなにを使っているの?」と。

答えると、たいてい驚かれます。なぜって数千円する化粧品会社のものではなく、顔も体もどこででも手に入る石けんひとつだからです。

子どもたちは別にして、適度な脂は大切なので、朝の洗顔はぬるま湯だけ…が、私のこだわりです。

たくさんのミューズ

そんなわが家の必需品は「薬用せっけんミューズ」。

石けん自体のかわいさがないのが少し残念。ですから私は、中身が見えない+泡立てやすいよう、お手製のピンクのネットに入れています。

石鹸カバー

そう、お手製なんです(笑)。3個入りの泡立てネット(写真右)を購入したものの余っているので、ネットを開き、重ねて縫って、ヒモを通しております。

湯上がりには、早めに化粧水を塗る。シャンプーは少なめにして、地肌を丁寧に洗うなど、気をつけていることはありますが、私が娘たちに伝えるのは、まず、トラブルの少ないこの肌を分けてくれたご先祖様に感謝すること(笑)。

肌つやや髪質は、上からつけるものだけ気をつければいいというものではないので、体の中からの栄養と心の平穏も大切です。それぞれが自分流に適度にストレスを発散し、よく食べ、よく眠り、よく笑うのが必要かなと感じています。

【若松美穂(わかまつみほ)】

お金をかけずにセンスと工夫でおしゃれに暮らすカリスマ主婦読者として、生活情報誌『ESSE』や『サンキュ!』などで紹介され人気者に。2011年、心理カウンセラーの資格を取得。主婦業のかたわら、エッセイストとしての執筆活動のほか、講演、各メディアへの出演など多方面で活躍。夫と娘2人、母親の5人家族。埼玉県在住。公式サイト「

“いま”と“みらい”のへや」にて最新情報を更新中