フランス人の夫と結婚し、パリで暮らすフリーアナウンサーの中村江里子さん。日々をより快適にするために実践している、工夫がこらされた暮らしが注目を集めています。
「わが家ではとくに疑問に思わず普通にしていることが、日本で暮らしている方々にとっては案外新鮮に映るものかもしれません。バスタオルの厚みひとつとっても、フランスと日本ではスタンダードが違うようです」と中村さん。
ここでは、おうち時間に欠かせないタオルへのこだわりについて教わりました。
中村江里子さん流タオルの色使いやこだわり。乾燥機でふわふわに
「わが家の子どもたちは、日本に行くとタオルの厚みになにかものたりなさを感じるようです。そう言われてみると、私がパリに暮らすようになってから使っているタオルは、日本のものに比べるとかなり厚手。それがこちらでは普通に手に入るタオルのスタンダードなのです」と中村さん。
バスタオルはデパートなどで求めたフランスのメーカーのもので、大判、中判、そして足ふきマットをワンセットにしています。
「紫、芥子色、オレンジのほか、ローズ、ベージュ、グレー、紺色をセットでそろえていて、ローズのセットにベージュを1枚入れてみるとか、芥子色とグレーとか、私の好みでそのつどカラーコーディネートしてセッティングしています」
厚いタオルだと乾きが悪いのではと思うかもしれませんが、洗ったタオルはすべて乾燥機に入れるのが中村さん流。
「自然乾燥だとどうしてもごわついてしまいますが、乾燥機にかけるといつもふわふわで肌触りのよい状態が保てるのです」
同色で3タイプをセットに。下は足ふきマット、中は二女タカエちゃんがすっぽり包めるくらいのサイズの大判バスタオル。
長いものだと15年くらい使い続けているそう。
「さすがに傷みが目立つようになったらぞうきんにします」
長男・フェルディノンくん、タカエちゃん、そして中村さんの水泳用のタオル。速乾性のある特殊素材のもので、スポーツ用品店の定番。
スポーツ用品店グッズには、濡れた髪を包んでゴムとボタンで固定する専用タオルも。タカエちゃんの水泳の日の必携品です。
中村さんの、工夫たっぷりのすてきなデイリー・スタイルは、最新刊のパーソナルマガジン『セゾン・ド・エリコvol.13』(扶桑社刊)でも紹介しています。ぜひ、こちらもチェックをしてみてください。