家族の健康や日々のおいしい生活を支えてくれるのが冷蔵庫。でも、イマイチうまく使いこなせない。どうしても食材をムダにしてしまう…など、冷蔵庫に関する悩みの声はつきません。

そこで、3人の暮らしのプロ、ライフオーガナイザーの鈴木尚子さん、料理研究家の新谷友里江さん、シンプルライフ研究家のマキさんに、使いやすくてムダの出ない冷蔵庫の工夫を伝授してもらいました。毎日の料理がラクになるヒントが満載です!

「見える化」グッズで家族も使いやすく【ライフオーガナイザー・鈴木尚子さん】

冷蔵庫
すっきり整然とした鈴木さんの冷蔵庫
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コロナで生活スタイルが変化し、家族全員キッチンに立つ機会が増加。食材は中身が見える透明な容器に入れ、カテゴリー分けして定位置にセットするなど見つけやすい工夫がたくさんありました。

<上段:ARCのジャムジャー>

大葉キムチなど

キムチやシソ、バターなどの保存に利用。

「なにが入っているのかや残量がひと目でわかるので、管理がしやすいんです」

<上段・左端:野田琺瑯の持ち手付ストッカー>

みそは袋のままイン。
「パッケージが隠せて、庫内の見た目もすっきり。持ち手があるから、上段でも引き出しやすいですよ」

<上から3段目:IWAKIのパック&レンジ>

つくりおきの保存に使用。
「中身がわかるうえに、スタッキングできて便利。帰りが遅くなっても子どもが自分でごはんの用意をできます」

<上から3段目・左端:ニトリの冷蔵庫整理トレー>

缶ビール

350mlの缶用トレー。

「ビールを1か所にまとめられてすっきり。トレーを引き出さずに缶を取り出せる、引き手部分の絶妙なカットが◎」

<下段・右端:SHIWEIのシリコン蓋>

伸縮性や吸着性抜群で、冷凍保存やオーブン、電子レンジでの加熱にも対応。
「さまざまな形の容器にぴったり合うので便利です」

半端食材を下味冷凍やオイル漬けで使いきり!【料理研究家・新谷友里江さん】

料理撮影後は、いろいろな食材がちょっとずつ残ってしまうのは、料理研究家ならでは。日もちする状態にアレンジして冷蔵庫にストックしています。

<冷蔵室>

ルクルーゼのある冷蔵室

残った食材やおかずは日々のごはんやお弁当に使って、ムダなく最後まで食べきります。

<野菜はビンでオイル漬け>

瓶詰トマトなど

長ネギの青い部分は刻んでゴマ油と塩、ミニトマトはオリーブオイルと塩を混ぜて。

「ネギは炒め物や冷ややっこ、トマトはサラダや焼いた肉にのせると抜群のおいしさ!」

<肉は下味や衣つき冷凍に>

ジップロック入りお肉など

鶏肉は衣をつけたり(中央)、はちみつとしょうゆにつけて(右)、お弁当用に。豚肉は酒、しょうゆをもみ込んで冷凍(左)。

「野菜炒めや肉ジャガに。肉に味がしみているのでおいしく仕上がります」

時短&効率重視の冷蔵庫【シンプルライフ研究家・マキさん】

食材をムダにしないだけでなく、何度も冷蔵庫の扉をあけ閉めしないようにだったり、調理中にもたつかない工夫が。料理は毎日するものだからこそ、ストレスを減らすためのこだわりがつまっています。

<晩ごはんで使う食材は1か所にまとめる>

冷蔵室

早く使いたいものを中心に、夕飯で使う材料はひとまとめに。

「冷蔵庫をあけたまま献立に悩む時間と手間がカット!」

<片手で使える容器で調理をスムーズに>

片手で開ける容器

セラーメイトの『便利調味料びん』を愛用。

「傾けてもフタが閉じてきません。いちいち手を添えなくていいところがお気に入り」

さすが! プロの冷蔵庫にはマネしたい工夫がもりだくさん。気になるアイテムやアイデアは、ぜひとり入れてみて。毎日の食事づくりがラクになる冷蔵庫で、おうち時間の食卓を存分に楽しみましょう。

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