大きさも種類もバラバラな野菜。冷蔵庫の奥のほうにしまい込んだまま、使い忘れてダメにしてしまうこと、ありませんか?
毎日の食事で積極的に野菜をとるためにも、よく使う野菜は常備しておくと重宝です。そんな野菜の買い方から保存術まで、整理収納アドバイザー・海老原葉月さんの、野菜室の使いこなしワザを紹介します。

購入する野菜を固定&適正量を把握してムダを出さない

家族4人で、食費2万円台をキープしているという海老原さん。
野菜室には、扱いなれている“いつもの”野菜だけをラインナップ。常にすっきりしていて、フードロスの出ない工夫がそろっています。

●半端野菜は1か所にまとめて存在を忘れさせない

<上段>

冷蔵庫内トマトオクラなど
あけた瞬間に中身がすぐわかる!
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調理で半端に残った野菜は、引き出し上段の目立つ場所に集合させ、野菜室をあけるたび目に入るように。
「汁物やサラダに加え、翌日までには使いきります」

●生で食べるものは下処理をしてすぐ食べられるように

ミニトマト

「たとえばミニトマトは洗ってヘタを取り、濡らしたペーパータオルを添えておきます」

すぐ使えて、調理のハードルがグッと下がる!

●粉類は残量の把握しやすい透明容器に入れ替える

<下段>

冷蔵庫内タマネギニンジンなど

小麦粉やホットケーキミックスなどの粉類は、湿気と虫対策もかねて冷蔵保存。

「透明の保存容器に移し替えておけば、残量がひと目でわかります」

容器をそろえることで収納もしやすい。

●月に一度掃き掃除をして化石をつくらない

冷蔵庫内お掃除

月末、在庫がスカスカになったタイミングで、野菜くずや土汚れをサッと掃き掃除&除菌仕上げ。

「つい見逃して、野菜を腐らせてしまうこともなくなりました」

●使い道の似ている野菜は買わない

ホウレンソウとコマツナ、カブと大根など、互いに代用できそうなものはどちらかひとつをチョイス。
「調理法の似ている野菜は余らせる可能性大。かぶり感がなくなるだけで、食卓がマンネリになるのも防げます」

<食費削減テク>1:購入する野菜は定番を決めてチェックリストにしておく

スマホメモ帳画面

使いなれない野菜は、料理に活用しきれないことも。献立は定番野菜+旬のお得野菜で構成。

「スマホのメモ欄に種類と在庫状況をリストアップし、買い忘れやダブり買いを防止」

<食費削減テク>2:野菜は巻けば子どもも食べきれる!

ライスペーパー

「わが家では冷凍のトルティーヤや生春巻きの皮を常備。子どもたちが苦手な生野菜も、チーズやハムと一緒に皮で巻けば、喜んで食べきってくれます」

スナック感覚で食べられて、苦手意識も解消!

深さがあって野菜がたっぷりしまえる野菜室は、その深さゆえに食材が迷子になりがち。開けたときに在庫がひと目で見渡せると、献立づくりもサクサク進みます。達人のアイデアを参考に、使いやすい野菜室にチェンジしてみませんか?