おいしいおかずのレシピもいいけれど、ご飯そのものをよりおいしく炊く方法も知りたいですよね。
「ごはん同盟」のしらいのりこさんいわく、「お米は乾物ではなく生鮮食品」。そのため、保存方法や水加減に気をつけるだけで、ぐんとおいしくなるのだとか。
今まで何となくの知識でお米を扱っていたという人は、特に必見です!
意外と知らない、米と炊飯のQ&A。ご飯をおいしく炊くためにできること
知っているといないじゃ大違い。いつものお米がもっとおいしく炊ける豆知識をしらいさんに教わりました。
Q1:米の鮮度はどこで確かめたらいいの?
A:精米年月日を確認しましょう。
すべての画像を見る(全4枚)お米は乾物扱い? いいえ、あくまで“生鮮食品”なのです。
「精米日から少しずつ酸化が始まり、風味が落ちてしまいます。購入するときはできるだけ、日がたっていないものを選びましょう」
Q2:米のおいしい保存方法は?
A:保存袋に入れて冷蔵庫へ。
「精米時は米が熱をもっているので、パッケージの袋にはごく小さな穴があいているんです。そこから酸化が始まるので、入れ替えましょう」
上に書いたように米は生鮮食品なので、冷蔵庫の野菜室がベスト。
Q3:「普通炊き」と「早炊き」のモードの違いってなに?
A:早炊きモードで炊く場合は事前に「吸水」が必要です。
おいしいご飯を炊くには、水につけおく“吸水”時間が必要。
「通常モードには吸水時間も含まれていますが、早炊きはこの過程をカット。事前に吸水させた米を使うようにしましょう」
Q4:新米の水加減は控えめがいいの?
A:通常どおりで大丈夫!
新米は水分が多いから水加減は少なめで、といわれますが…。
「新米は、水分が多いというよりも組織が安定していないからやわらかく炊けるんです。水加減はそのままでOKですよ」
Q5:ミネラルウオーターで炊いた方がおいしい?
A:軟水でおいしいと思う水ならなんでもOK! 冷たい水で炊くとおいしい。
軟水であれば、とくに問題なし。
「大切なのは水温。炊飯器の中で、沸騰するまでの時間が長くかかるほどおいしく炊けるんです。冷蔵庫で冷やした水を使うとよりおいしく炊き上がりますよ」
ほんの少しの工夫で、毎日のご飯がよりおいしくなる5つのポイント。
ぜひ今日から試してみてはいかがでしょうか?