家で料理する機会が増え、食器への関心も高まっています。
すてきなものを見つけるとつい買ってしまって、増えてしまいがち。

「使っている食器だけ残そうと思っても、割れない限り処分するのは難しいものです。私は捨てることが苦手なのですが、整理収納アドバイザーになってからだいぶ手放すことがうまくなりました。それでも食器を減らすのは勇気が要るので、量が多い方かもしれません」と話すのは、まいさん。

食器を収納するコツや便利アイテムを食器の種類別に紹介してもらいました。

棚の中に食器など
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種類別・食器を使いやすく収納するコツ

●コップ・カップ類

コップや食器など

グラスやマグカップは「低い位置」に置いています。

子どもたちが自分で出し入れできる高さを意識した配置です。

グラスやお椀

同じ種類の食器は手前から奥に並べると、奥行スペースを効率よく使うことができます。(「奥並べ」と呼びます)

積み重ねラックの上にグラス

思い出のあるマグカップなどは、なかなか手放せないものですよね。

あまり使わないカップの上に、「積み重ねラック」を使えばたくさん置くことができます。

<便利グッズ>
キャンドゥ 積み重ねラック

・キャンドゥ 積み重ねラック

●中大サイズのお皿

ブックスタンドにお皿

大きいお皿は場所を取りますよね。

ブックスタンドに立てて収納すると省スペースです。

<便利グッズ>

・無印良品 ポリプロピレンスタンドファイルボックス

アクリル仕切棚にお皿

よく使うサイズは平置きにします。

取り出しにくくなるので、重ねるのは多くても二種類までにしましょう。

仕切棚を使えば、重ねずに上下に収納することが可能です。

<便利グッズ>
無印良品 アクリル仕切棚

・無印良品 アクリル仕切棚 小

仕切棚や積み重ねラックは、食器収納に便利に使えます。

●小皿・取り皿

小さめのお皿や取り皿

小さめのお皿や取り皿も子どもたちに取ってもらうことがあるので、手の届く低い場所に置いています。

奥まで手が入り、食器を出し入れできる空間をキープしましょう。

●ご飯・汁もの茶碗

ご飯と汁もの茶碗

ご飯と汁もの茶碗は食器棚に入れず、カップボード上に置いています。

ご飯と汁もの茶碗の下に炊飯器など

炊飯器とホットクック(汁ものをつくっています)の近くに置くことで、無駄な動線がありません。

子どもが自分で、食べられる量をよそうので「近くて取りやすい場所」に置いています。

●来客用食器

ワイングラスなど

来客用はとくに用意せず、普段使いの食器を使っています。

ただワイングラスやコーヒーカップ、ケーキ皿は普段使わず最上段に収納しています。

仕切棚の上に来客用食器

使用頻度が低いものは取りづらい上段に置きます。※重い食器は危険なので下段にしてください。

カップとソーサーも無印良品の「仕切棚」を使って収納しています。

●保存容器

冷蔵庫に保存容器

プラスチックとガラスタイプの保存容器を使っています。

収納しやすく冷蔵庫でも重ねられるように、種類を統一させました。

保存容器たくさん

プラスチックはジップロック(旧タイプ)、ガラスはダイソーのものです。

引き出しの中に、フタを外し本体とそれぞれ別に収納しています。

●カトラリー

空き瓶に箸など

よく使う箸などのカトラリーはあきビンに立ててカウンターに置いています。

カウンターにカトラリー

カウンターはダイニングテーブルとキッチン、どちらからも出し入れしやすいからです。

食器棚にフォークとナイフなど

出番が少ない大きめのフォークやナイフは食器棚に収納しています。

●使用頻度による配置が重要

毎日のように使う食器は「手に取りやすい高さ」、子どもも使うなら「低い位置」にするなど工夫すると使いやすくなります。

配置によってはストレスになったり、逆に快適に出し入れができ時短になるなど大きく差が出ます。

●左右の配置

開き戸や引き戸の場合は、高さに加えて「左右」も意識してみましょう。
わが家は「よく使う食器」を食器棚の右開き戸に置いています。

右扉の中

右利きなのと、食器棚の向こうが壁なので右扉が開きやすいからです。

このような配置にすれば、右扉だけを開いて食事の支度をすることができます。

陶芸作品

余談ですが左側には、私が以前つくった陶芸作品を置いています。

食洗機に入れられないので出番があまりないのですが、食器がたりないときや料理の種類に合わせて使っています。

●おわりに

毎日毎食出し入れする食器。
少しの工夫で見た目だけでなく、料理のしやすさや準備・片づけが格段にラクになります。ぜひ見直してみてくださいね。