猛暑も落ち着き、秋は目前です。衣替えで夏物をしまう前に、汗の汚れやシミ、黄ばみなどを残さずきれいに洗うテクニックを、洗濯のプロである洗濯ブラザーズのみなさんに教えてもらいました。
すべての画像を見る(全10枚)洗濯のプロに聞いた!がんこな汚れ落としからタオルをふわふわに仕上げるコツ
夏の間にしっかりついてしまった汚れの落とし方、タオルの洗い方に関するお悩みをQ&A式で答えてもらいました。
Q:汗ジミや黄ばみを翌年に残さないようにするには?
A:汗のつきやすい部分はその都度プレウォッシュをきれいに洗ったつもりなのに、翌年にシミや黄ばみが目立つのは、汗などの汚れが落としきれていないせい。衣替え前はもちろん、日頃から汚れやすい部分をケアしてから洗濯機へ。白い衣類はときどきつけおき洗いすると◎。
白い衣類は、蛍光剤・漂白剤不使用の洗濯用粉洗剤を表示どおりに水に溶き、30分~1時間つけおきすると黒ずみや黄ばみを防げます。
衿元や脇の部分には皮脂汚れがこびりついています。プレウォッシュ液を直接スプレーし、洗濯ブラシなどでたたいて約15分おき、洗濯機へ。
【プレウォッシュ液のつくり方】
スプレーボトルに洗濯用液体洗剤(弱アルカリ性または中性)を入れ、同量の水道水を加えて軽くふり、混ぜる。1週間以内に使いきる。
Q:マスクについたファンデーションや日やけ止めをきれいに落としたい!
A:汚れた部分をプレウォッシュしてから手洗いしましょう夏でも布製マスクを使う機会が増えています。内側についたファンデーションや日やけ止めなどの汚れは、プレウォッシュして15分ほどおいてから、おしゃれ着用中性洗剤で優しく押し洗いするときれいに。すすいだら、軽く絞って干します。
汚れた部分にプレウォッシュ液をスプレー。
洗濯用ブラシや古歯ブラシなどでたたいて15分ほどおきます。
洗面器などに水を入れておしゃれ着用中性洗剤を表示どおりに溶き、マスクを入れて押し洗いし、すすいで。
Q:タオルをさっぱり洗ってフワフワに仕上げたい!
A:水をたっぷり吸わせてから洗い、柔軟剤は使わないで乾いたタオルを洗濯機に入れて洗うと、洗濯機の水を吸い、洗濯の水がたりなくなることが。先に水を吸わせてから洗うと、たっぷりの水で汚れをさっぱり落とせます。柔軟剤を使うと水や汗の吸収が悪くなるので避けて。
タオルやバスタオル、シーツは水をたっぷり吸わせてから洗濯機に入れて洗うと、においなどもよく落ちます。
干すときはタオルの端を持って何度も振りさばくようにすると、タオル地のパイルが起きてフワフワに。
とくに夏場は乾燥しすぎると肌触りが悪くなるので、乾いたらパリパリになる前に取り込むのがポイント。6~7割乾いたところで乾燥機にかけるとさらにフワフワに仕上がります。