薄着になって、手元や足元のおしゃれが楽しい季節に。この時季、悩ましいのがネイルのはがれ。見た目が悪いのはもちろん、夏を元気に過ごそうというテンションも下がってしまいますよね。ジェルネイルではなく、セルフでネイルを塗る際のコツはあるのでしょうか?
「マニキュアはぶつかりやすい爪の先からはがれますが、塗り方次第で長もちします」そう教えてくれたのは、ネイルの専門家・木村由香さん。自宅でネイルをするときに気をつけるべきポイントを教えてもらいました。
1度塗りで完成させるのはNG!薄めの2度塗りを心掛けて
「こすれるから、はげやすいからと爪先を厚く塗る人が多いですが、マニキュアは厚く塗った方がはがれやすく、よれて失敗する原因になります。1度で塗ってしまおうとせず、薄めの2度塗りをするのがポイントです」
●セルフネイルのやり方
(1)油分があるとムラになりやすかったり、はがれやすくなったりするので、手を洗い、水気をふいて、爪に油分がない状態にする。
(2)ベースコートを塗る。爪の先まで塗ること。
(3)最初にベースコートを塗った爪から順に、マニキュアを塗る。ブラシにマニキュアをとりすぎると厚塗りになり、よれる原因にもなるので、適量で。ブラシは、甘皮から爪の先に向かって動かす。
(4)もう一度マニキュアを塗る。塗り方は一度目と同じだが、はがれやすくなってしまうため、爪の先は塗らないこと。
(5)爪の先までしっかりとトップコートを塗る。
(6)乾燥させて完成。完全に乾くまで2時間くらいかかるので、ぶつけてよれないよう、手は休めておく。
「マニキュア初心者には、はがれが目立ちにくく修正もしやすい、ラメ入りのものがおすすめ」と木村さん。塗ったあとのケアも、長もちさせるためのポイントです。
「マニキュアを塗って2~3日後にトップコートを塗りなおすと、はがれ防止になります。また、小さなはがれができたら、ラメ入りのマニキュアを塗って目隠しするのもおすすめです。透明のラメ、同系色のラメ、異なる色などを、ネイルアート感覚で塗ってもすてきです」
とくに、ペディキュアでは赤やピンクが好まれますが、マットタイプはげると目立ちやすいので、ラメで修正するのがおすすめだそうです。
ちなみに、マニキュアはもって1週間~10日。爪は伸びてくると甘皮が見えてくるので、この期間以上もってもあまり意味がありません。定期的に塗り直して、きれいな手先やつま先を保ちたいですね。