家族や来客と話しながら料理ができるということで、人気のカウンターキッチンやアイランドキッチン。ただしそのぶん人目に触れやすいので、片づけや収納をどうするかは悩ましいところです。
整理収納アドバイザーの澤井奈緒さんは、このお悩みを壁&カゴ収納で解決しているそう。詳しく伺いました。
急な来客でも大丈夫!壁とカゴを活用してキッチンをすっきりきれいに
たとえば、ダイニングに面したカウンター棚は、お客さまに見えてもいいようにカゴで仕切り、おもてなしにも活用。
「インテリアも兼ねているので、置くカゴはなるべく色みを抑え、雑多に見えないようにしています。食器などは動線を意識し、収納としての機能も重視。必要なところに必要なだけ収納スペースをつくれるのが、壁&カゴ収納のよさだと思います」
壁&カゴ収納の活用法を、詳しく伺いました。
●カゴをフル活用しておもてなし
お客さま用のマグカップはカゴにまとめておき、来客時にはカゴごとテーブルへ。
「ママ友が大勢で来ることが多いので(笑)、セルフでお茶やコーヒーをいれて楽しんでもらっています」
お菓子もざっくりとカゴに入れてサーブ。
●夫と子どものものを段を分けてカゴ収納
ダイニングに面したカウンター棚の右半分は、無印良品のブリ材バスケットを並べて夫と子どものための収納スペースに。
「上段は夫、下段は子どもゾーン。毎日使うものの定位置を決め、それぞれが自分で片づけられるようにしました。みんなが集まる場所に収納をつくっておけば、家族のものが散らからずにすみ、私も気がラクなんです」
財布やハンカチなど、毎日持っていくものを整理。
「いちばん左のカゴは、あえてからにして、一時置き場に。これでごちゃつきを防げます」
左2つは、100円のボックスで仕切って娘のヘアグッズ入れに。
「細かいものが迷子にならず、身支度のときはカゴごと出せて便利」
●気に入った器を飾りテンションアップ
イッタラやマリメッコなどお気に入りの食器は、壁につけた北欧の収納家具「ストリングポケット」で見せる収納に。
「マグカップはフタつきにしてホコリを防止。好きなものばかりなので、目に入るたびにテンションが上がります」
●室内用のはおりものはトートバッグに入れてつるす
フックでつるしたバッグには室内で着るはおりものをしまっています。
「寒がりなので、クローゼットまで取りに行かなくても着られるようにしました。ざっくり入れても中が見えないので、使いやすいです」
●上段には指が入るワイヤカゴを
キッチン奥の食器棚の上段には無印良品のワイヤカゴを入れ、保存容器や紙皿などの軽いアイテムを収納。
「編み目に指を引っかけられるので、上に置いても取り出しやすいんです。ホコリよけにリネンのクロスをかぶせています」
ワイヤカゴには、仕切りつきのスタンドを組み合わせて収納力をアップ。
「正面にはテプラでつくったラベルをはって、出さなくても中身がわかるようにしています」