初夏になると新ショウガが出回ります。一般的な根ショウガと違い、色がみずみずしくやわらかいのが特徴です。
ここではパティシエの中嶋咲絵さんに、新ショウガを使ったピンクジンジャーエールのつくり方を教わりました。
スライスしたショウガを砂糖とスパイスで煮るだけで、とても簡単。加えるスパイスによって味も変化し、オリジナルジンジャーエールになりますよ。
簡単!新ショウガを使ったピンクジンジャーエールのつくり方
今回ご紹介するピンクジンジャーエール、じつはこのピンク色、新ショウガでしかつくれません。
ショウガには「アントシアニン」という色素成分があります。このアントシアニン、酸を加えるときれいなピンク色になるんです!
今回ご紹介するピンクジンジャーエールの色の正体はこの天然色素によるもの。
この成分は新ショウガに多く含まれ、根ショウガになると少なくなっていきます。
ピンク色のジンジャーエールはこの時期にしかつくれない、季節ならではのドリンクなのです。
ベースをつくっておけば、炭酸で割ったりお酒で割ったりとお好みの楽しみ方ができます。
それでは早速つくり方をご紹介します。
●ピンクジンジャーエール
【材料】
・新ショウガ 180g
・グラニュー糖 130g(ショウガに対して7割程度)
※ピンク色にするには白砂糖を使います、きび砂糖等では茶色になります
・水 180g(ショウガと同量)
・ブラックペッパー 6粒
・シナモンスティック 1/2本
・唐辛子 小1本
・レモン 1個(量は調整してください)
・炭酸水などお好みの割材 適量
【つくり方】
(1) 土などがついているのでショウガをきれいに洗い、スライスする。
グラニュー糖まぶして10分程度置いておく(水分が出てきます)。
(2) スパイスを用意する。唐辛子は種を抜いておく。
※この他にカルダモンやクロ―ブスを入れると、違った香りが楽しめます。お子様向けにはスパイスなしでもOK。(3) (1)に水、スパイスを加えて軽く混ぜ、中火にかけて一度沸騰させる。
(4) 沸騰したら弱火に落とし、20分コトコトと煮ていく。
(5) 保存容器にシロップを裏ごし、お好みでショウガも漬ける。スパイスはここで取り除く。
(6) レモン果汁を加えるとピンク色になります。
(7) 炭酸水やお酒、お水でお好みの濃度に割って完成。
冷蔵庫で2週間程度保存可能です。
ジンジャーエールそのものは根ショウガでつくることもできますが、ピンク色にはならないのと少し辛味が強いので、スパイスや砂糖の量で調整してください。
漬けたショウガに酢を加えると甘酢漬けに、刻んでパウンドケーキなどに加えてスイーツにすることもできます!
●ピンクジンジャーエールのつくり方を動画でも
今回紹介したレシピは、動画でも見ることができます。
その時季にしか楽しめない季節のものの味わい方をご紹介しました。
暑い季節にピッタリなドリンク、ぜひチャレンジしてみてください。