梅雨に入ると蒸し暑く、梅雨が明ければ真夏の暑さとなり、掃除をするのもひと苦労な季節です。
「でもこの時期にこそ掃除がしやすくなる場所があるんです」と教えてくれたのは、ライフオーガナイザーの尾花美奈子さん。この時季にこそやっておきたい夏のプチ掃除について教えてくれました。
この時季にお風呂と網戸を夏の大掃除。冬に寒い思いをしなくてもいいんです
この時季にすませておきたいのが、お風呂場のエプロン(浴槽のカバー部分)の中の掃除と、窓の網戸の掃除。
どちらも年1回、冬の大掃除の時にやるイメージがありますが、じつは梅雨~夏がうってつけで、私はどちらもお風呂場用のスポンジ1つで掃除をしています。
●夏にしっかり掃除するとその後がラクになる
浴槽をカバーしている「エプロン」。外すとカビや汚れに驚きます。掃除したことはありますか? どれくらいの頻度で掃除をしていますか?
私は結婚して間もない頃、掃除の本や雑誌の掃除特集を参考に大掃除のときにやるものと決めてしまい、その通りにやっていました。
でも毎年あけるたびにすごい汚れ。「そういう場所。そういうもの」と思って気持ち悪さを我慢しながら掃除していましたが、あるとき「排水溝と同様にマメに掃除をした方が汚れが少しですむのでは」と気づき、「年1回」から「数か月に1回」に頻度をあげました。
すると、当たり前と言えば当たり前なのですが、汚れが少なかったんです。気持ち悪いと思わずできて、あんなに掃除がイヤでやりたくなかった場所だったのにイヤでなくなりました。
それ以降の経験で言うと、やはり水回りなので梅雨から夏の暑い時期が汚れやすいのですが、この時期に月1ぐらいでしっかり掃除をしておくと、それ以外の季節はワンシーズに1回ぐらいの頻度でもひどい汚れに遭遇することはなく、普通のお風呂掃除の感覚ぐらいでできています。
大掃除の年1回に比べると頻度は多くなりますが、むしろこの方が簡単で快適です。
●夏なら気にせずできる網戸掃除
お風呂のバスタブや床を掃除しているスポンジの使い古しでエプロンの中を洗っていますが、エプロン掃除の予定がないときは網戸掃除用にします。
網戸を外したら多めの水でジャブジャブとスポンジでこするだけです。1枚5分もあれば終わります。
網戸を梅雨~夏に洗うメリットはなんといっても気温の違いによる服装にあります。冬と違って軽装なので動きやすいし袖が濡れないように気にする必要もなく、濡れたとしても乾きやすいです。水も冷たく感じず風邪を引く心配もいりません。
梅雨~夏の間のどのタイミングで掃除をするかというと、私の場合は、台風やゲリラ豪雨の大雨で窓がビショ濡れになったときです。窓やサッシをふくことになったついでに網戸を外して一緒にキレイにしています。
子どもがビニールプールで遊ぶ機会があればそのときに子どもたちに遊びの延長で洗ってもらうと大助かりです。
こんな風に、大掃除でやるように思われていることでも、自分が大変・イヤと感じたらラクになるように変えています。参考になれば幸いです。