さわやかな香りで人気のハッカ油。虫刺されや暑苦しさなど、夏ならではの悩みを助けてくれます。
ハッカ油を使った虫よけスプレーのつくり方や、掃除に活用する方法など、さまざまなシーンでの使用例を、ライフオーガナイザーの高田舞子さんに紹介してもらいました。
虫よけに、掃除に、マウスウォッシュに…ハッカ油の活用例
●爽快な香り、万能のハッカ油
ドラッグストアや薬局で購入できるハッカ油。主成分はメントールで、無色~微黄色澄明の液体です。そのさわやかな香りで気持ちもリラックスします。
●虫刺されにハッカ油スプレー
山に川にお出かけが楽しい季節ですが、虫刺されは悩みのひとつ。とくに子どもや赤ちゃんの虫刺されには気を遣いますよね。
ハッカ油を使えば、天然成分で虫除けスプレーがつくれます。
※刺激が強いので、原液では使用せず、薄めて使用してください。ペットには使わないでください。
【材料】
・ハッカ油 20滴
・エタノール 10ml(無水エタノールでも消毒用エタノールでも可)
・水 90ml(水道水で可。精製水でも可)
スプレー容器(ボトル)はポリプロピレンやポリエチレン、ガラスなどの容器を選びましょう(ポリスチレン製はハッカ油やエタノールで変質するので、使わないようにしてください)。
つくり方はいたって簡単!
【つくり方】
(1) ハッカ油とエタノールを容器に入れ混ぜ合わせます。
(2) 次に水を加え、全体がよく混ざれば完成です。
ハッカ油と水が分離しないよう、先にエタノールと混ぜ合わせるのがポイントです。
キャンプやアウトドアにも必需品! 普段からバッグにひとつ忍ばせておくと安心です。
気になる方はハッカ油の量を少なめに調整してくださいね。
1週間から10日で使いきるのがベスト。使う分だけ、こまめにつくることをおすすめします。
夏場はマスク外側のアゴ部分にふきかけると、清涼感を得られます。
●掃除用スプレーにも
床掃除にも大活躍。水を入れたバケツにハッカ油を垂らし、そこに漬けたぞうきんで床ぶきをすれば、清涼感が増します。
わが家では、虫除けと同じくスプレーとしてつくっています。
エタノールがなく水とハッカ油だけでつくる場合は分離しやすいので、使う前にしっかり容器を振りましょう。
床やテーブル、シンクなどスプレーを吹きかけるたびに清涼感あふれる香りが鼻に届き、気持ちも爽快!
ついつい後回しにしがちな掃除もはかどります。
●お風呂や枕元、マウスウォッシュにも
入浴の際、お風呂のお湯に数滴垂らすだけで天然の入浴剤に。
肌にメントールの成分が浸透し、夏の入浴もスッキリ!
寝苦しい夜には、枕元に適量をたらせばスーッと心を落ち着かせてくれます。
汗ばむ運動時には、冷やしたタオル×ハッカ油で首元を冷やせば、気持ちよいこと間違いなし。
そのほかにも、水にたらしてうがい薬やマウスウォッシュに、紅茶やリキュールにたらして香りつけに、玄関やクローゼット、車内での芳香剤に…と多用途に使えます。
ハッカ油、1本あるととても便利ですよ。