全国に店舗があるメガバンクと店舗をもたないネット銀行。
貯金して少しでもお金が増えるのはどっち? 店舗がないと不便なことは? 消費経済ジャーナリストの松崎のり子さんに教わりました。
貯金するならメガバンクとネット銀行、どっちがおトク?
すべての画像を見る(全1枚)貯金を増やすなら、ズバリ! ネット銀行。理由は金利差にあります。
●お金を増やすなら金利の高いネット銀行がおトク
1年ものの定期預金金利を見ると、3大メガバンク※1は0.002%。一方、ネット銀行のなかでも金利が高いあおぞら銀行BANK支店※2は0.2%でメガバンクの100倍。1年ものの定期預金100万円で、1年後の利息の差は1980円に(税引前)。
<ネット銀行の定期預金金利(1年もの)の一例>(ネット銀行名・金利)
あおぞら銀行BANK支店・0.20%
しずぎんインターネット支店・0.082%
大和ネクスト銀行・0.05%
ソニー銀行・0.02%
auじぶん銀行・0.05%
ローソン銀行・0.03%
楽天銀行・0.02%
住信SBIネット銀行・0.02%
イオン銀行・0.02%
※金利は2020年9月現在の税引き前の年利
あおぞら銀行BANK支店・0.20%
しずぎんインターネット支店・0.082%
大和ネクスト銀行・0.05%
ソニー銀行・0.02%
auじぶん銀行・0.05%
ローソン銀行・0.03%
楽天銀行・0.02%
住信SBIネット銀行・0.02%
イオン銀行・0.02%
※金利は2020年9月現在の税引き前の年利
金利だけを見るとネット銀行の方がおトクという結論になりますが、使い勝手はどうでしょう。
●トータルで使い勝手のいいところを選ぼう
店舗をもたないネット銀行の入出金は、コンビニやゆうちょ銀行のATMを利用することになるので手数料がかからないか確認。せっかく金利でトクをしても、手数料を引かれては元も子もありません。
またATMは硬貨の入出金ができないので、1000円単位で引き出すことになります。満期になった定期預金を利息を含めて1円単位まで引き出すには、自行ATMのある銀行にいったん振り込んでから引き出すことに。振込手数料が無料になる条件は、ネット銀行ごとに異なるので、トータルで使い勝手のいいところを選ぶようにしましょう。
※1三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行
※2ネット専業銀行ではなく、既存の銀行が開設しているインターネット支店