旅行ジャーナリスト小野アムスデン道子さんが世界中・日本中を巡って出合った「名店の味」をレポート。家でも簡単に再現できるレシピをご紹介します。
今回は、東京の竹芝に誕生したラグジュアリーホテル「メズム東京、オートグラフ コレクション(以下メズム東京)」が教えてくれた、家でも手軽に楽しめ、捨てがちなセロリの葉を使ったサスティナブルモクテル(ノンアルコール・カクテル)です。
セロリの葉を有効活用。お酒が飲めない人も楽しめるモクテル
メズム東京は、再開発で変貌を遂げつつある竹芝の水辺エリア「ウォーターズ竹芝」に2020年4月27日に開業。東京の“今”に根ざして、ゲストの五感を魅了するというだけあって、個性が際立ちます。
ヨウジヤマモトの「Y’s BANG ON」とコラボした、シックな黒のユニフォームに身を包んだホテルクルーが出迎えてくれます。オリジナルのフレグランスと心地よい音楽、こだわりのアートに心奪われるロビーからは浜離宮恩賜庭園と東京の水辺が一望できます。
全客室には、なんと電子ピアノを配置のほか、ホテルオリジナルブレンドの猿田彦珈琲に自分で点てる抹茶、不二家のペコちゃんのコラボ菓子というチャーミングな一面も。
コロナウイルスの流行が落ち着いたらゆっくり泊まりに行きたいホテルです。
そんなひと味違うホテル「メズム東京」のミクソロジスト(果物や野菜などを混ぜてオリジナルカクテルをつくる人)横山敏之さんが提案するモクテルは、セロリの捨てがちな部分を生かすというサステナブルなもの。
フタつきのあきビンをシェーカーにして、簡単にできておしゃれ。さわやかなモクテルをぜひ、ご家庭でも楽しんでください。
●メズム東京 サステナブルモクテル
【材料(1人分)】
・キュウリ スライス3切れ
・レモン 1/4をさらに4つにカット
・セロリの葉 適量
・シロップまたはガムシロップ 20ml
・炭酸水 適量
・キューブアイス 5~6個
【つくり方】
(1) キュウリ、レモン、セロリの葉(飾り用に少し取り除いておく)をフタつきのビンに入れる
(2) 風味をだすためにスプーンで2、3回押しつぶす
(3) シロップを注ぎ、キューブアイスを入れる
(4) ビンのフタをしっかり閉めて、リズミカルにシェイクする。手首のスナップを効かして、混ぜるというより冷やすのがコツ。
(5) ソーダを注ぎ、マドラーで少し混ぜる
(6) セロリの葉をのせて、ストローを差せば完成
セロリの代わりにミントなどのハーブやレモンの代わりにほかのかんきつ類を使っても。パクチー(少しチリをたすと、ピリリとした風味が楽しめます)や大葉(レモンの代わりにグレープフルーツで、ゆずコショウを少したして)などもおすすめだそう。
アルコールをたしたい場合は、ジンやウォッカがおすすめ。シェイクする前に加えてください。