おかずが少なくなってしまったときの救世主といえば、炊き込みご飯。色どりが増して、食卓がぐっと華やかになります。そこで料理家の上田淳子さんに、炊き込みご飯の基本の味つけを教わりました。
炊き込みご飯は塩味、しょうゆ味で分量を覚えれば具材は自由
米2合に対して塩味なら塩3g、しょうゆ味ならしょうゆ大さじ2を入れるのが基本。あとは昆布1枚と好みの具を加えて炊くだけです。
●ジャコとグリーンピースの炊き込みご飯
ジャコのうま味があとを引きます。
【材料(4人分)】
・米 2合
・チリメンジャコ 25g
・グリーンピース 正味100g
・塩 小さじ2/3
・昆布(8×8cm) 1枚
【つくり方】
(1) 米は洗ってザルに上げ、炊飯器に入れる。水を2合の目盛りまで注ぎ入れ、30分ほどおく。
(2) ジャコは水でさっと洗い、水気をきる。
(3) (1)に塩を加えて全体を混ぜ、昆布、(2)、グリーンピースを加えて普通に炊く。昆布を取り出して刻み、戻し入れて混ぜ合わせる。
[1人分305kcal]
●具を加えたら混ぜずに炊く!鶏とキノコの炊き込みご飯
【材料(4人分)】
・米 2合
・鶏モモ肉(から揚げ用) 200g
・シメジ 1パック
・シイタケ 1パック
・しょうゆ 大さじ2
・昆布(8×8cm) 1枚
【つくり方】
(1) 米は洗ってザルに上げ、炊飯器に入れる。水を2合の目盛りまで注ぎ入れ、30分ほどおく。
(2) キノコ類は石づきを除く。シメジは小房に分け、シイタケは薄切りにする。
(3) (1)の水を大さじ2取り出し、捨てる。しょうゆを加えて全体を混ぜ、昆布、(2)、鶏肉を加えて普通に炊く。昆布を取り出して刻み、戻し入れる。シャモジで鶏肉をほぐすようにし、混ぜ合わせる。
[1人分386kcal]
基本の味つけさえ覚えれば、あとはアレンジ無限大。肉の種類を変える、合わせる野菜を変えるなど、そのとき冷蔵庫にある食材を使って、食卓を楽しんでみましょう。きっと料理に自信がもてるようになるはずです。
毎日続く家事や料理は持久走。「違った献立を考えなくては」「おかずをたくさん用意しなきゃ」と自分を追い詰めている人は、一度考えをリセットしてみましょう。たまには「上手に力を抜く日」を設ければ、笑顔でいられる時間が増えてくるはずですよ。