「いつも似たようなメニューばかりで味がワンパターン…」と毎日のご飯づくりはマンネリとの戦い。でも、その考えを一度リセットしてみませんか?
家族が大好きなメニューなら、週1で出したって誰も文句は言いません。むしろ大喜びで食べてくれるもの。たとえばカレーは、その筆頭。
そこで料理家の上田淳子さんに、夏にぴったりのカレーレシピを教わりました。新発見だらけのおいしくつくるコツや、アレンジアイデアも必見です!
カレーは季節で野菜を衣替え。ニンニク、ショウガを使えばルウでも本格味に
カレーはどんな野菜とも相性がいいので、ニンジン、ジャガイモ、タマネギ以外の食材にも目を向けましょう。旬野菜を使ったり香味野菜で変化をつければ、同じルウでもいろいろな味を楽しめます。
●仕上げに加えるバターでよりいっそう風味よく。ひき肉とナスのカレー
すべての画像を見る(全4枚)キーマカレー風にするため、少ない水でつくります。ナスは油を吸うので炒め油は多めにします。
【材料(4人分)】
・合いびき肉 300g
・ナス 6本
・タマネギ 1/2個
・A[ニンニク(すりおろす)、ショウガ(すりおろす)各小さじ1 サラダ油大さじ1]
・カレールウ 約50g
・バター 10g
・温かいご飯 茶碗4杯分
【つくり方】
(1) ナスはピーラーで皮をむき、粗みじん切りにする。タマネギはみじん切りする。
(2) 鍋にAを入れて中火で熱し、香りが立ってきたらひき肉を加える。パラッとするまで2分ほど炒め、(1)を加えてしんなりとするまで2分ほど炒める。
(3) (2)に水1・1/2カップ(分量外)を加え、煮立ったらアクを除く。フタをして弱火にし、ナスが軽く煮くずれるまで8分ほど煮て火を止める。ルウを加えてやわらかくなったら混ぜ合わせ、中火で2~3分煮て、仕上げにバターを加える。器にご飯を盛り、カレーをかける。
[1人分337kcal]
【POINT】
カレーの調味はルウだけなので、重要なかくし味としてニンニク、ショウガを加えて。オイルと熱することでより香りが引き立ち、深みやコクがアップ。
●【アレンジレシピ】カレードリア
耐熱容器にご飯、カレー、ピザ用チーズの順に重ね、オーブントースターでこんがり色づくまで焼けば完成。余ったカレーも、ちょっとした工夫で最後までおいしく食べきれる。
【本格的な味にしたいときは】
仕上げに加えるバター10gは耐熱容器に入れて、クミン(ホール)小さじ1/2をたし、電子レンジ(600W)で20秒加熱して加えて。スパイスの香りが移った油のコクで、家庭の味からお店に負けない味に進化!