これからの季節、気になってくるのが窓につく花粉や黄砂、強風の影響による土ボコリによる汚れ。でも、どうせまた汚れるから見て見ぬふり…なんて人も多いのでは?

整理収納アドバイザーで日々、便利な日用品の研究をしている藤原暁さんに、窓ふき掃除が手軽にできるアイテムを教えてもらいました。

花粉症時期に最適!めんどうな窓掃除が無印良品だけで解決できた

無印良品のセルロースシートと落ちワタふきん
どちらも無印良品の人気アイテム
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窓がきれいだと気持ちいいですよね。窓の汚れには、無印良品の人気商品がおすすめなんです。洗剤を使わず、水だけで手軽にきれいにすることができるので、ぜひ試してみてくださいね。

使うのは、無印良品のセルロースシートと落ちワタふきん。

セルロースシートの中身

セルロースシート(3枚入りで税込499円)は植物由来のセルロースでつくられた吸水性・速乾性・耐久性に優れた万能シート。キッチンで食器をふいたり、水きりマットの代わりに使われている方も多いと思います。でもじつはこのシート、お掃除にも向いているのです。

売っている状態は乾いてカチカチなので、「ほんとうにこんなのでふけるの?」と疑問に思われるかと思いますが、水を含ませるとモチモチのスポンジ状に変身! そしてこのモチモチと吸水性が窓掃除でも大活躍します。

落ちワタふきん(12枚組で税込499円/縁カラーと白があります)は工場から出る落ちワタを再利用した環境にも優しいふきん。綿100%で吸水性も良く、なにより綿なのに毛羽が出ないので気に入っています。

わが家では食卓用ふきんとして利用した後、ぞうきんに回して使い倒しています。値段が安いところもオススメです。

●洗剤要らずの2ステップ窓掃除

シートとふきん

さっそくセルロースシートと落ちわたふきんの2つを使って、窓掃除をしていきます。用意するのはこの2つだけ。

ただし、サッシのホコリなどが多い場合はあらかじめ掃除機で吸っておくか、サッシブラシを使って取り除いておいてください。

ステップ(1)
シートで窓をふく

水で濡らして硬く絞ったセルロースシートで窓をふきます。

このとき、全面をふかず、まず手の届く範囲を拭きます。

ステップ(2)
ふきんで窓をふく

セルロースシートでふいた部分を、乾いた落ちワタふきんでふきます。

このとき、水分が残っていると拭き跡が残ってしまうので、丁寧にしっかりとふきとってください。

正面からだけでなく、角度を変えて斜めから見ると汚れがよく見えます。

たったこれだけです。

きれいに仕上げるコツとしては、がんばって広範囲を拭かないこと。水滴が残ると汚れが残ってしまうので、少しずつシートで水ぶきしてふきんでからぶき、を繰り返していく方が確実にきれいに仕上がります。

ただし汚れがひどいときはセルロースシートはこまめに水洗いして使ってください。汚れたままだと汚れを広げてしまいます。

シートでサッシをふく

セルロースシートはサッシをふくのにもおすすめ。モチモチとした弾力で細かな隙間のほこりも絡めとってくれるのでとても使いやすいです。

●洗剤は必要なし!掃除の基本は水ぶきとからぶきでOK

曇っている方がガラス面の汚れが見やすいのと、直射が当たらず水分の蒸発が遅いので乾拭きもムラになりにくくきれいに仕上がります。

「洗剤もつけずにこれで本当に汚れが落ちるの?」と疑問に思われる方もいらっしゃると思いますが、掃除の基本は水ぶきとからぶきです。じつは水ぶきでほとんどの汚れは落とすことができるのです。
専用の洗剤などもたくさん売られているのでつい、洗剤に頼ってしまいがちになりますが、じつは洗剤も汚れの一種。洗剤をつけてふけば、その洗剤はふき取らなければなりません。洗剤ふきして、水ぶきして、からぶきして…これでは手間が増えるだけなのです。

また、洗剤を使わないことで準備が簡単になり、気がついたときにさっと始められるというメリットもあります。

ちょっと時間があるときに、ちょっと気になったそのときに、窓一枚、一か所からきれいにしてみませんか?