長年家計や収納を取材してきたESSEがたどり着いた結論が「貯めている人の冷蔵庫はきれい」ということ。冷蔵庫が整っていれば、家事の時間がグッと短縮できたり、使い忘れによる食材のムダを防げるからです。
冷蔵庫の収納を変えたことで、食費節約を達成したという整理収納アドバイザーの田中千歳さんに伺いました。
賞味期限を意識した冷蔵庫収納で、月の食費が3万円台に!
すべての画像を見る(全9枚)「冷蔵庫がキレイな状態をキープするようにしたら、自然とムダな食費がかからなくなったんです」というのは田中千歳さん。以前は、使いきれない調味料や食材で冷蔵庫がいっぱいで、賞味期限ぎれになってしまうことがよくあったといいます。
そこで、食材の量や置き方を改革。賞味期限が近い食材が視界に入りやすいよう、置き方を工夫するなどして無理なく節約に。今や月の食費は3万5000円ほどですむそうです。
ボックスやトレーを活用!フードロスゼロの冷蔵室に
ボックスやトレーを上手に使い、冷蔵で長もちさせるもの、早く食べきりたいもの…と用途別に収納。さらに、ボックスや保存容器の色を白で統一。見た目もオシャレです。
<入っているもの>・コーヒー用シュガー
・紅茶パウダー
・紅茶
・コーヒー
・パン粉
・麦茶パック
・紅茶グッズ
・ヤクルト
・コーヒーグッズ
・粉類&干物
・ご飯用グッズ
・サプリ
・パン用グッズ
・なんでもボックス
・お菓子
・みそ
・早く使いきりたいもの
・あきスペース
・加工肉類
●パン粉や粉類は冷蔵して長もちさせる
粉ものは常温で保存していると湿気にやられたり虫がつくという話を聞いてから、粉類も冷蔵庫に保存しているそう。
「長もちさせて、きちんと使いきるようにしています」
●用途ごとにボックス分けして使い忘れを防止
パン用のジャムやバター、ご飯用のつくだ煮や納豆など、気がつけば賞味期限が過ぎがちなものを用途ごとにボックス分け。
「おかげで使い忘れがほとんどなくなりました」
朝食用のパンやご飯がないときは、ホットケーキミックスを活用するのだそう。
「子どもはチョコレートで顔を描くのがお気に入りです!」
●早く使いきりたいものをトレーに移動させる
「トレーには、賞味期限が近い食材や、半端に残ったおかずなどを移動させておきます」
ここにあるものから優先的に食べていくそう。
ここの食材からピザトーストができました。
●賞味期限の近いものを手前に出す
「お手本はコンビニエンスストアやスーパーの陳列棚(笑)。賞味期限が近いものを手前に出し、目に入るように並べています」
新しく買った食材は奧に入れるのがルール。
●鍋ごと保管できるあきスペースをつくる
あきスペースがあれば、つくりすぎたカレーや鍋もそのまま保存できます。
「突然のもらいものに、慌てることもなくなりました」