テレビでも大活躍の“伝説の家政婦”・志麻さん。「家庭料理はもっとラクでいいんです」というポリシーをもち、「変わった食材は一切なし」「超簡単&シンプルにつくれる」のが、志麻さんの家庭料理の特徴です。
そんな志麻さんの料理のなかでも、いちばん簡単でおいしい家庭的なおかずをまとめた一冊『志麻さんのベストおかず』(扶桑社刊)が発売に。本より、志麻さんの料理テクの一部をご紹介します。
伝説の家政婦・志麻さんに教わる毎日の献立テクニック
●「肉は焼く、野菜は添える」で献立に迷わなくなる!
日々の料理においてストレスの1つとなるのが「なにをつくろう」と献立を考えること。
しかし、フランスで料理の修業をし、元々はフレンチの料理人だった志麻さんは「味つけや調理法を毎日変えなくては、と思うのは日本の主婦だけ。フランスの家庭料理はもっとおおらかですよ」と語ります。
たとえば、肉は塩をふって焼き、野菜は添える。これだけで献立は十分成り立ちます。
「本来、野菜と肉を同時に調理することは難しいこと。水っぽくなって、調味料をたして…と、どんどん複雑になります。なので、肉は肉だけで焼く、野菜は生野菜やゆでた野菜を添えると割り切れば、調味も調理もシンプルになっていくのです」
塩をふって焼くだけではマンネリに…と心配に思う人もいるでしょう。
そんなときは「ソース」に挑戦してみましょう。
「たとえば、余ったジャム+酒にしょうゆを加えると甘酸っぱいソースが完成。味に変化をもたらしてくれます。さらにゆで野菜は添えるのではなく、ソースに絡むよう肉にのせてみる。そんな見た目の変化だけでも家族は喜んでくれるはずです」
●副菜はサラダと割り切り、ドレッシングで変化を楽しむ
副菜に悩む、という方は、「副菜はサラダにする」と割りきるのも手。
「オイル系3に対して、レモン汁や酢など酸味のあるもの1、塩ひとつまみで自家製ドレッシングは簡単につくれます。オイルはサラダ油、オリーブオイル、ゴマ油…など気分で変えて、酸味もその都度変えれば、マンネリにもなりません」
また、少量のタマネギのみじん切りを加えると香りが立ち、特別感のある味に。
「余っているタマネギがあればぜひ試してみて。ゆで野菜にバターとともにあえるのにもいいですよ」
これらの料理テクや、身近な食材だけでつくれる絶品おかずレシピが108も掲載された料理ムック
『志麻さんのベストおかず』(扶桑社刊)が絶賛発売中です。
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