寒い時期、家に帰るとほっとしますよね。ですが、帰宅後のちょっとした習慣が「ぽっちゃり」につながっているかもしれません。
ヨガインストラクターで、ボディメイクのプロ・高木沙織さんに、実際に生徒さんがやってしまっていた「ぽっちゃり習慣」を教えてもらいました。
帰宅後の気のゆるみが、ぽっちゃり体型の原因に!?やってはいけない行動3つ
外出先から戻り、玄関を開けて家の中に入ったときの安心感。「はぁー、やっぱり家って落ち着くわ」という気持ちになりますよね。外出の目的にもよりますが、外にいるときというのは緊張状態が続くため、帰宅後に気が緩むのは当然のこと。
ですが、問題はその気の緩みによって引き起こされがちな次の行動です。帰宅後にやりがちなその行動がぽっちゃりの原因かもしれませんよ。
ここでは、ヨガの生徒さん(30~50代・女性)3人の実体験から、リアルな声をお届けします。
1:玄関開けたら2分で菓子パン
最初のエピソードはA子さんのある行動から。
仕事を終え保育園に通う子どもの迎えに行き、それからスーパーで買い物をして帰宅をするのがいつものルーティン。帰宅途中からすでにお腹がペコペコの状態です。
「さて、今からまた忙しいぞ」と、これから取りかかる家事を頭に思い浮かべながら玄関の扉をあける反対側の手は、どういうわけか買い物袋のなかをゴソゴソ…。
さっき買っておいた菓子パンをおもむろにつかむと、袋をバリッ。そのままリビングに直行してソファに座り、パンを口にするまでわずか2分。早技です。
A子さんはこれがほぼ毎日の習慣になってから体重が増加したそう。家族の食事が終わるまで自分は食べるタイミングがないのだそうで、菓子パンで腹ごしらえをしていたのだと言います。
食事と食事の間隔を長くしないために分食をすること自体は、いいこと。ですが、菓子パンのように糖質が主体の食べ物を空腹時に食べては、食後の血糖値は急上昇。体に脂肪を蓄えやすくなってしまうので、雑穀や玄米のおにぎりに変えてみるとよいでしょう。
2:ダボッとした服に着替える
普段はデニムを履いたり、ピタッとしたニットを着たりして外出するというB子さん。
その反動なのか、自宅での部屋着は襟元がたるんだTシャツにスウェットというスタイルだそう。着古した生地のやわらかさが、なんとも言えない心地よさなのだと言います。
わかる気がしますが、ダボダボゆるゆるの服のせいで、ちょっと歩くにもシャキッとしないどころか、衣類の生地がバサバサと絡み合い、そもそもの動く気力が奪われてしまいました。
確かに、サイズが大きかったりゆったりとした服を着ているときはリラックスした気分になりがち。自宅で体を動かしたりエクササイズをしたりしようなんて気にはなりませんよね。
眠るときはこの服装でもよいかもしれませんが、部屋着はもう少し緊張感があるものを選び姿勢を正して過ごしてみては。
3:スマホが手放せない
日中はスマートフォンを手に取る時間があまりないというC子さんの楽しみは、帰宅後のネットサーフィン。
しかし、おいしそうなスイーツの写真を見ては食欲をそそられ、リア充な友人の華やかな生活を覗き見てはストレスから暴飲暴食…。
ネットやSNSの閲覧は楽しいものですが、さまざまな感情が刺激されるためストレスゼロでつき合うのは難しくもあります。結果、食欲の引き金を引いてはぽっちゃり一直線です。
スマートフォンをまったく見ないようにするのは至難の技なので、自分がどのようなページ、投稿にストレスを感じるのかを知っておき、閲覧を控えるとよいかもしれませんね。
どれも普通にやってしまいがちなものばかり。自宅で一息つく時間は必要ですが、最近体型が崩れてきたと感じているようであれば、過ごし方を見直してみてはいかがでしょうか。