おせち料理のなかでも人気の、栗きんとん。「重箱おせちは買わないけど、栗きんとんだけは買う」という人も多いのではないでしょうか。
ここでは簡単レシピを得意とする山本ゆりさんの、電子レンジでできる栗きんとんのレシピを、ESSEonlineライターが実際につくってみました。
山本ゆりさんに教わる、電子レンジでつくる栗きんとん
栗きんとんの黄金色は豊かさの象徴。バターを使ってしっとりなめらかに仕上げます。
●栗きんとん
【材料(8個分)】
・栗の甘露煮(市販品 12個)
・サツマイモ 300g(中1本)
・A[栗の甘露煮のシロップ大さじ4 バター(またはマーガリン)大さじ1]
・いりゴマ(黒・あれば) 適量
【つくり方】
(1) サツマイモはピーラーで皮をむいて1cm厚さの輪切りにし、水に5分ほどさらす。栗の甘露煮4個は飾り用に半分に切る。
(2) 耐熱容器に(1)のサツマイモを入れて半分の高さまで水を注ぎ、ふんわりとラップをして電子レンジ(600W)で6~7分加熱する。
(3) (2)の湯を捨て、熱いうちにフォークなどでつぶしてなめらかにする。Aを加えて混ぜ、粗熱をとる。
(4) ラップに(3)の1/8量をのせ、中心に栗1個を入れてラップに包み、茶きん形に絞って形を整える。(1)の飾り用の栗をのせ、ゴマを散らす。
[1人分125kcal]
<つくってみた感想>
小さな頃おせちでいちばん好きなメニューは栗きんとんでした。妹と奪い合って食べたのをよく覚えています。
「お母さんがもっと入れてくれたらケンカしなくていいのに」と考えていましたが、手づくりでも市販品でもじつはお金がかかるので、小さな子二人が満足する量はとても用意できないだろうなと、今はわかります。
そんな栗きんとん、自分でつくるのは大変なのではと身構えていましたが、このレシピだとびっくりするほど簡単にできてしまいました!
まず、ほかのレシピでよく見かける材料のくちなしを用意しなくていいので、気楽に取りかかれます。
調味料も、栗甘露煮の汁とバターのみでいいのがポイント。ものたりない味にならないか心配でしたが、まろやかでしつこくない、食べ飽きない味に仕上がりました。
サツマイモをつぶすのはさすがに少々手間がかかりましたが、テレビを見ながらでもできますし、家庭の中で順番を代わりながら潰したら楽しいと思います。
おせちをすべて自分で用意するのは大変なので、ここ数年はネットで注文することが多いのですが、今回のように自分や家族の好きなメニューだけでも別につくっておくと年始の楽しみが増えそうです。
ESSE1月号の別冊付録「春夏秋冬の殿堂入りレシピ」では、ほかにも山本ゆりさんのおせちレシピを紹介。電子レンジを駆使して、3時間でおせちが完成します! こちらもぜひチェックしてみてください。