年末の大掃除の前に、持ち物を見直してみませんか? 便利だと思って買ったけれど、気がつけば長い間使っていない…そんなものこそ捨てるチャンス!
60平米マンションに家族6人で暮らすブロガーのベリーさんは、限られたスペースですっきり暮らすプロで、常に家にあるものの見直しをしています。そんなベリーさんに、最近手放してよかったキッチングッズを聞きました。
すっきり暮らしのために常に「使わないもの」の見直し。最近手放した3つのキッチングッズ
キッチングッズは、「今使うもの」だけを手元に残したい。毎日過ごす時間が多いキッチン。わが家では最近、3つのものを手放しました。
1.圧力鍋
まずは、10年以上前に購入した圧力鍋です。子どが4人いるわが家のごはんづくりに、それはもう大活躍してくれました。
カレーに肉じゃが、大豆の水煮にふかしいも。使い始めた当初は、「ガスを使う時間をこんなに短くできるなんて!」「肉がこんなにやわらかくなるの~」と使うたびに感動したものです。使っている間にうまく圧力がかからなくなって修理に出したり、パッキンを替えたり…。10年間大切に使ってきましたが、手放すことにしました。
というのも、ここ半年以上、まったく使わなかったのです。ラクにおいしいごはんを用意したいと、自動調理機のヘルシオやホットクックを購入。圧力鍋で煮炊きしていたものはホットクックに、なにかを蒸すときにはヘルシオの蒸し機能を使うようになって、圧力鍋の出番がなくなってしまいました。
圧力鍋はずっしりと重量があります。重い圧力鍋を収納スペースから出したり、洗ったり、しまったり。使っているときにはなんとも思っていなかった重さでしたが、ヘルシオやホットクックを使い始めて、その重さが大変だったことに気づきました。
ごはんづくりは、疲れないことが大切。圧力鍋は感謝の気持ちをもって手放しました。
2.プラスチックの保存容器
保存容器も、キッチングッズを見直すたびに手放しています。今のわが家では、まずプラスチックの保存容器は使いません。プラスチック製品がもともとあまり好きではないところに加え、使ってみると汚れ(とくに油汚れ!)がなんとなく落ちにくく、一生懸命洗ってもタッパー内側の隅っこのべたつきがなかなか取れない気がするためです。
プラスチックの保存容器の代わりに使っているのは野田琺瑯。直火にかけることもでき、冷蔵庫から出したらガス火で温めることができます。表面はガラス質なので、使い終わって洗うとしっかり汚れが落ちたことが実感できるところも好き(私は食洗機で洗っています)。
私の親世代はプラスチックの保存容器をよく使います。わが家に遊びにきたときに、実家や義実家が持ってきてくれたり買ってくれたりして、なんとなく持っていましたが、私自身がまったく使わないので、残りも手放すことにしました。
3.製菓グッズ
製菓グッズをいくつか持っていますが、その中の「ふるい」を手放すことにしました。お菓子を焼く生活にあこがれて持っていたふるい。
今の私は子どもたちにお菓子を焼くことはありますが、ふるいを使うようなレシピを選ぶことはまずありません。簡単に、製菓グッズがなくてもできるものばかりつくっています。
ふるいが使うようなお菓子づくりをするときには、ザルを使えばいいんじゃない? そう思いついたこともあり、ふるいは手放しました。
●手放すポイントは「手間がかかる」か。手放すとよりラクちんに
キッチンを見回すと、過去の自分には合っていたけれど、今の自分にはもう要らない、使わないものが眠っているのではないでしょうか。
毎日続くごはんづくり(そして、たまのお菓子づくり)は、疲れないことがいちばん。愛着のあるもの、見慣れたものを手放す寂しさはありますが、その時々で道具をアップグレードすることで、手間や時間がかからない方法を選ぶ。
時々キッチングッズを見直すことで、収納スペースも空いて、よりラクにキッチンに立てるかもしれませんよ。