夏真っ盛り。暑い日々が続くと、部屋のインテリアだけでも涼しくしたいものです。じつはこの時季インテリアの達人は、部屋のアイテムを徐々に涼しげなものに替え、暑い日を快適に過ごすインテリアにシフトするそう。
「大きくなにかを変えなくても、普段使っているものの素材や色を少しずつ変えるだけで、部屋全体の印象が変わります。衣替えをするように、部屋のしつらえも夏仕様にすると、気持ちがすっとあらたまるんです」
こう話すのは、センスのいい部屋づくりやもの選びが雑誌やネットで話題となり、3冊の著作があるブロガーのひよりさん。白が基調の室内は、このシーズンになると黒やメタリックカラーを合わせ、コントラストをはっきりさせて夏らしくするのだそう。
「ただし、ぬくもりは少し残したいので、木や布も取り入れ、生活感がなくなりすぎようにしています。適度な“抜け感”を取り込むことが、軽やかさを出すコツですね」。ひよりさんに、涼感インテリアのつくり方を教わりました。
ガラスやメッシュなど、夏らしい素材を活用する
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キッチン側から見たダイニング&リビング。ところどころに夏仕様の小物を配したすっきり涼しげな空間です。
●キャンドルは木のプレートにのせて夏らしく
ガラスのキャンドルホルダーは、木製ボードと組み合わせてテーブルへ。
「ガラスと木の組み合わせが夏らしい感じ。グリーンも一緒に飾ると、さらにさわやかな印象に。夜はキャンドルナイトを楽しんでいます」。
●メッシュ素材のバスケットをマルチに利用
さわやかな見た目にひかれたというバスケットは、「メッシュ素材なので通気性がよく、光の透け感もきれい」。
鉢カバーだけでなく、フルーツ入れにも活用。「この素材ならくるくる巻けるので、使わないときにもかさばらずしまえます」。
いつものグリーンも組み合わせ次第で、もっと涼しげに!
●シルバーとグリーン系の植物を組み合わせる
夏場は鮮やかな色みのものより、清涼感のあるグリーン系の植物を選ぶことが多いそう。「シルバーと組み合わせると涼感アップ。ボリュームのある観葉植物は、おしゃれなブリキのバケツに生けることに」。
小さなガラスの器に生けたら、アルミトレーの上に。まとまり感も自然に生まれます。
●エアプランツにガラスドームをかぶせる
「かぶせるだけでスペシャル感が増す」というガラスドームをエアプランツに。「黒のトレーと組み合わせて、クールな印象にしました。簡単テラリウムといった感じです」。