12月は大掃除のついでに収納を見直してみませんか?
「スペースがないという人ほど、つり下げ収納がオススメです。取りやすく、掃除もしやすくなります」と話すのは、ライフオーガナイザーの高田舞子さん。目からウロコのアイデア集です。
傘や歯ブラシ、子どものリュックや水筒…。引っかけ収納なら忘れず、手に取りやすい
●アイアンバーとストッパーつきS字フックのコンビで収納を増設
わが家の玄関は傘立てを置くほどのスペースはありません。前は玄関にほど近い部屋に傘を置いていましたが、靴を履いてから雨が降っていることに気づいたときにまた部屋に上がらないといけないことにストレスを感じていました。
そこで玄関壁にもアイアンバーを設け、傘を引っかけて収納。省スペースで見た目もすっきりします。
同じように、リビングにもセリアのアイアンバーを取りつけ、壁を有効活用しています。出番控え中の水筒ストラップをヒョイとかけたり、子どものリュックやスイミングカードをつるしています。
フックはストッパーつきで落ちないものが便利。
廊下からリビングに入ってすぐ、キッチン隣、洗面所隣という立地にひとつアイアンバーがあるだけで、見える収納として忘れず、手に取りやすい収納に。長く重宝しています。
●洗濯機周りはアイテムの取りやすさを重視
洗面脱衣室のティッシュは洗濯機用の水栓部分に引っかけ収納。フックがついているタイプのケースを使用しています。
洗濯機のうしろの位置にはつっぱり棚を設置していますが、そこにフックと結束バンドでカゴをつり下げ。
掃除用の傷んだ歯ブラシや、ひげそり、メガネケースやヘアアイロンなどを出しっぱなし収納しています。
アイテム次第で洗面所の使いやすさはアップ!
●歯ブラシのつり下げはいいことだらけ
洗面化粧台の扉収納の裏側にはりついているのは、100均で買った歯ブラシフック。吸盤タイプですが、しっかりついたまま2年がたちます。
歯ブラシスタンドをやめ、扉裏につり下げることで、掃除も乾燥も収納もラクになり一石三鳥の収納でしたが、子どもには歯ブラシを取ることはできても戻すことが難しかったようです。
子どもの背丈に合う高さの位置で鏡の下、こちらも100均のフィルムフックで子ども用の歯ブラシをつり下げました。
子ども用歯ブラシはヘッドが小さく、ホルダーからすべり落ちてしまいましたが、セロハンテープで補強してつり下げることができました。
●掃除のジャマになっていた排水栓用の鎖もつり下げ収納で解決!
マンション備えつけの洗面化粧台の排水栓は鎖状のもの。これを蛇口の首にぐるぐると巻いていたこともあったのですが、水はけが気になりフックでつるすことに。
蛇口周りの汚れが気になればすぐに掃除ができるようになり、清潔を保ちやすくなりました。
家具を置くほどのスペースがない、床が埋まると掃除がしにくい、そんな場所にはつり下げ収納をおすすめします。床面積を要さず、収納力がアップしますよ。