加齢とともに肌悩みは増えていきます。「肌は乾燥しています」と警鐘を鳴らすのは、コスメコンシェルジュの小西さやかさん。
湿度が低くなるこれからの季節、いつもより重視したい保湿ケアのノウハウを徹底的に教えてもらいました。水分と油分をバランスよく補給して、うるおう肌を手に入れましょう。
この時季は、正しい保湿で若々しい肌をキープ!
●うるおう美肌に大切なのは水分と油分の絶妙なバランス
「化粧水などでたっぷりの水分を与えれば、肌がうるおう」と思っていたら、それは間違いです。
大切なのは肌に必要な水分と油分をバランスよく与えること。
たとえば、一日の終わりに肌の乾燥を感じるなら、肌が水分をとどめる働きが弱くなっている証拠。化粧水ではなく、乳液やクリームなどの油分を多めにつけて、水分の蒸発を防ぐことが必要です。
乾燥より肌のくすみが気になるなら、水分不足の可能性大! 化粧水などの水分をたっぷり補い、すぐに乳液やクリームでフタをして、水分蒸発を防ぐと、うるおう美肌になりますよ。
●化粧水
たっぷり手に取り、手の温もりを利用しながらなじませましょう。首元へ流すマッサージをプラスして。
(1)肌全体に塗ったら目元と口元に重ね塗り すべての画像を見る(全6枚)化粧水はコットンを使っても、そのまま手で塗ってもOK。顔全体につけたら、乾燥がとくに気になる目元と口元にうるおいを補給して。
(2)手の温もりを伝えるハンドプレスで浸透促進手の温もりのパワーは思っている以上に偉大なもの。手のひらを使ってなじませると、化粧水が肌の奥まで浸透します。
(3)血液とリンパを流すマッサージをプラス加齢とともに、ただ塗るだけでは効果を感じにくくなるもの。血液やリンパの流れを促すようなマッサージを加えるとうるおい力がアップ。
●乳液・クリーム
乾燥には保湿成分セラミド配合のアイテムがおすすめ。目元や口元など乾きやすい部分には2度づけを。
(1)コットンに五百円玉大を取り、顔全体に塗る日中に乾燥を感じるようなら、いつもより多めの乳液を。プッシュタイプなら4回押すくらいが目安。量が少ないと肌に摩擦を与えます。
(2)顔全体にクルクルと優しく塗り広げてあごから頬、そして額の中央から外側へ。コットンにのせた乳液を肌に優しく押し込むように、クルクルとらせん状に塗り伸ばしましょう。
(3)乾燥ジワが気になる目回りはマッサージ気になる目尻や口元は、シワを伸ばすように指先をゆっくりとらせん状に描きます。指の滑りが悪くなったら、乳液をたしましょう。