近年、節約から切っても切れない存在の“ポイ活”。ポイントを貯めたり使ったり、おトクに過ごす活動のことですが、増税、キャッシュレス時代こそ「ポイ活は重要」と語るのは、節約アドバイザーの丸山晴美さん。
ご自身もポイ活を積極的に行っているとのことで、おトクな使い方を教えてもらいました。
増税、キャッシュレス時代こそポイ活ブームに乗ろう
すべての画像を見る(全5枚)●ネットショッピングするなら“ポイ活”を兼ねて。ポイントサイト経由がおトクなワケ
消費税が10%になり、それと同時にキャッシュレス還元事業が2020年6月30日までの限定で行われています。還元事業に登録した事業者(お店)でキャッシュレス決済をすると、2%もしくは5%のポイント還元もしくは値引きがされます。とくに、コンビニではその場で2%分を引いてくれるので、わかりやすくていいですね。
そのほかの事業者の場合は、決済したものによって対応が異なり、ポイントで還元される場合やポイント分の現金を差し引いて引き落としされるケースがあります。また、ポイント還元や値引きをした金額には上限を設けているところもあります。
とはいえ、このキャッシュレス決済は“ポイ活”にはもってこいなので、テクニックとして覚えておきたいですね。
キャッシュレス決済そのものでもらえるポイントはもちろん、もっとおトクにポイントゲットをする方法があるんです。たとえば、ネットで買い物をする場合、ポイントサイトを経由することで、ポイントサイトのポイントと、買い物をした先のポイント、決済時のポイントの3つのポイントがつくんです。
どういうことかというと、楽天市場を例にしてみましょう。
『もらえるモール』というポイント優遇サイトを経由して楽天市場の買い物ができます。このモールでは、1%のポイントが付与されます(100円につき1円)。さらに、『楽天市場』で買い物をしたことによる、条件に応じたポイントが付与されます。さらにさらに、決済したクレジットカードのポイントが付与されるので、1回の買い物でポイントの3重取りができるというわけです!
もちろん、経由するポイントサイトは『もらえるモール』以外にもたくさんあるので、利用するお店によって使い分けることも重要。その際は、1ポイントが1円なのか0.1円なのかも確認しています。また、換金性が高く使いやすいところをぜひ探してみてくださいね。
私の場合は、最近、『楽天リーベイツ』経由でお買い物をして楽天ポイントを貯めるようにしています。ここは、楽天市場に出店していない商品が買えるので重宝しています。
同じお買い物をするにしても、ちょっと工夫をするだけでおトクになれるのがポイ活のいいところ。もちろんムダ遣いはしないように心がけてはいますので、ポイントの貯まりはよろしくはありませんが、それでもこの低金利時代を考えるとありがたいポイント付与率だと考えています。
●見るだけ、歩くだけでポイントが貯まり放題!スマホでポイ活のススメ
ちょっと面倒ではありますが、複数のポイントサイトに登録をすることでポイ活ができます。広告バナーをクリックしたり、ゲームやCMを見たり、アンケートに答えるとポイントが貯まるので、日々すき間時間を利用して、コツコツ貯めています。
ほかには、スマホのアプリを活用してポイ活するのも手軽ですね。たとえば、『Tポイント×シュフー』では、チラシを見るだけでTポイントが貯まります。1日最大2ポイント=2円なので、欠かさずチェックするようにしています。
ほかにも、かさばるポイントカードはアプリの『Stocard』で管理しています。バーコードでポイントが付与されるカードを記録しておけば、画面のアイコンをタップしてバーコードを表示させて読み込んでもらいます。画面からは貯まっているポイントなどを見ることはできませんが、ポイントの付け忘れなどもなくなってとても便利に使っています。
また、ポイントカードそのものもアプリ化しているので、カードを探す必要もなくスマートにポイントを付けてもらうことができます。これらは、フォルダをつくって管理をしています。スマートフォンは本当に便利ですね。
他にも、歩くとマイルが貯まって、スギサポマイル1000マイルでスギポイント500ポイントと交換できる『スギサポwalk』で歩きながらもコツコツとポイントを貯めています。
●ポイントで買い物するときは端数の利用から
ポイントを使う際は、端数をポイントで支払います。たとえば5680円なら80円分のポイントで支払い、残りの5600円はクレジットカードなりで支払います。そうすることで、付与されるポイントを減らさずにお買い物ができるからです。ただし、期間限定ポイントがある場合は、それを優先させて使います。
ポイントを単体で見るととっても小さいものかもしれませんが、これが積もり積もると、家計のたしになってくれるのはたしか。だからポイ活はやめられません。ぜひ、楽しんで使ってみてくださいね。