ユニクロのヒートテックに代表される「あったかインナー」、もしくは肌着を皆さんも複数枚もっているのではないでしょうか。
たたみづらく、なかなか捨てどきのわからないまま引き出しの中でぐちゃぐちゃになりがちなあったかインナーの収納法について、ライフオーガナイザーの尾花美奈子さんが教えてくれました。
あったかインナーの収納は「おしぼり式」で!役割を終えたら潔く処分を
これから少しずつ寒い日が増えていき、洋服も冬支度に。老若男女を問わず、あったかインナーを利用する人が増えています。
ただ、その生地のやわらかさから「たたむのが難しい」「がんばってたたんでも崩れてしまう」「引き出しの中でぐちゃぐちゃになっている」といった声が。ぐちゃぐちゃになってしまうと、半袖なのか長袖なのか間違えてしまうこともあるそうです。
●たたむのが難しい・崩れてしまうなら「たたまない」
発想の転換をしましょう。たたむのが難しい・崩れてしまうなら、無理にたたもうとせず、たたまなければいいのです。
Tシャツと同じ形をしていても同じようにたたむ必要はありません。崩れず、そしてできるだけ簡単な方法はないのでしょうか。
●おしぼりのように丸めれば崩れない!
飲食店で出されるおしぼりを思い出してみてください。キュっと丸まったおしぼり。丸めているだけで簡単なのに崩れていませんよね? それをマネすればインナーも崩れません。
まず縦に半分に折り、袖は身幅に合わせて折り込みます。
上から下に向かってクルクルと丸めていけば完成です。この時袖の部分は少しきつく丸めると、仕上がりもキュっとして崩れづらくなります。
収納は、丸めたインナーの幅に合ったカゴや小さい紙袋に立てます。
半袖と長袖の両方をもっている場合は、別々に分けて収納すると取り間違いもなくなります。「半袖」「長袖」とラベリングもしておくといいでしょう。
ここではカゴに入れていますが、紙袋は内側に折り込んで高さを自由に変えられるのでじつは収納グッズとして便利な品。それに紙袋と言えば家に溜まりがちなものの代表なので、活用しない手はありません。
以前紙袋の活用法について書いた記事もぜひ参考にしてみてください。
●タイツも同様に収納しましょう!
また、インナー以外にもタイツがありますが、タイツも同様に縦半分に折ってクルクルと丸め、立てて収納すると簡単・すっきり、出し入れしやすくなります。
●あったかインナーの捨てどきはいつ?
こういうインナーは洋服と違って「デザインが古くなった」「飽きた」とかがないので、なんとなく着続けてしまっていませんか? なのにセールのチラシを見ると、あると便利なものだからつい買ってしまい、引き出しにいっぱい詰まっていることも…。
インナーの捨てどきの目安は3点。
(1)着心地が悪くなった袖や首まわりが伸びてヨレヨレしてきたとき。とくに袖が伸びると上に服を着たときに中でモソモソして着心地が悪く感じたり、ピタっとしたニットを着るとラインがきれいになりません。
(2)役割を果たせなくなったインナーを着ていてもなんとなく温かく感じなくなったとき。生地が薄くなって断熱効果が落ちたと思われます。
(3)見た目が悪くなった毛玉が多くなってきたときなど。上に服を着てしまえば見えなくなりますが、この頃には生地も薄くなって(2)も同時発生していることもあります。
洗濯後、取り込んだ時などにチェックしてみてください。意識してよく見てみると上記3点に当てはまっているかもしれません。そのときは潔く新しいものとチェンジしましょう。
インナーの上手な管理は体調管理にもつながります。ぜひ上記を参考にしてみてください。