真面目な人ほど陥りがちな「減らした方がすごい!」
すべての画像を見る(全2枚)「もっているのがギリギリの枚数で、やりくりが難しいんです」と相談されたことがあります。聞けば、何泊もする出張が多く、ローテーションが困難になっているとのことでした。
思わずお伝えしたのが、「本当は数がたりていなくて困っているのに、“減らした方がすごい”という世間の刷り込みにとらわれているのかも」ということ。
「服捨て」とは、服とともに不要な思い込みを手放し、軽やかに生きる自分へとリニューアルしていく行為。大切なのはもっている数が少ないことではなく、たとえ数があったとしても「いつでも手放せる自分になること」です。決してミニマリストを目指すものではありません。
ところが片付けブームの影響で、無意識に「持ちものを減らすことが正解」「ものが少ない人ほどえらい」と刷り込まれ、真面目な人ほどそれにとらわれやすいように思います。
この方もまさにそうで、生活に支障が出ているにもかかわらず、「もっていることがよくない」という思い込みのせいで自分の本当の気持ちに気づいていませんでした。
私自身、今の手もちは20枚程度ですが、所持数は家族構成や交通手段、外出頻度というライフスタイルによって変動していくものです。そこに「どうありたいか/どうなりたいか」という今と未来の視点を取り入れたら、適正な枚数は人それぞれ。
もっている数で勝負しないでください。1枚1枚が役割を果たし、クローゼット全体がうまく機能しているか。そして自分自身が心地よく感じられているかどうかがいちばん大事です。

