「サステナブル」の重要性がうたわれる時代。日用品こそ、長く満足して使えるものを選びたいですね。
「使い勝手のよさはもちろんですが、“使ったあと”のことも考えたもの選びをしておくと、『しっかりと使いきった!』『最後まで使い勝手がいい!』などと、選んだものをより一層好きになれるかもしれませんよ」
そう語るのは片づけのプロフェッショナルであるライフオーガナイザーの森麻紀さん。プロならではの、もの選びについて教えてもらいました。
片づけのプロのもの選び。歯ブラシ、スポンジ、ペットボトルはこう選ぶ
●歯ブラシは柄の部分に穴があるものを選ぶ すべての画像を見る(全5枚)私が歯ブラシを選ぶ条件は3つ。
2.ブラシのやわらかさ
3.柄に穴があいていること
3つ目の理由は、歯ブラシとしての役目が終わったあとに、フックにかけて掃除用ブラシとして使うからです。
柄の穴には、フックにかけやすいようにカードリングをつけています。
ちなみに歯ブラシの柄に穴があるのは、成型機に熱で溶かした合成樹脂を流し入れて製造する際に、その樹脂の流れをよくする(ムラができないようにする)ため、結果的に穴があくという理由だそうです。
現在は技術の進歩により穴をなくすこともできるようになったとのこと(※サンスター及びライオンお客様相談室より)。
●キッチンスポンジはちょっと丈夫めを選ぶ元々は「色」で選んだこちらのキッチンスポンジ。
スポンジ自体に付着した汚れも取りやすく、厚すぎず手になじむサイズも気に入っています。
キッチンスポンジは1か月に1回交換しているのですが、使い終わったスポンジは、毎回ガスコンロ周りの掃除に使います。
これ以外に、黒色のスポンジをいくつか試しましたが、結局このスポンジに戻ってきました。
キッチンスポンジとしてのお役目が終わったあとの、最後のお仕事“しっかり掃除”のときまで快適なのです。
中のポリウレタンフォームを、ポリエステルの丈夫なネットで覆っている構造になっている組み合わせ。食器洗いのときだけでなく、掃除のときにも、とても使いやすいなと感じています。
●ペットボトルはラベルレスをセレクトわが家ではペットボトルの水を非常用も兼ねて自宅に常備しています。
普通のペットボトルなら、飲み終わったらペットボトルに巻きつけられたパッケージフィルムを外してゴミ捨てする必要があります。この作業、毎回外すとなると、意外と面倒くさい!
そんな小さなストレスを解決してくれたのが「ラベルレスペットボトル」。これなら、キャップと本体を別々にするだけでOK!
プラスチックゴミも減って、環境にも優しいペットボトルです。
使ったあとのことをちょっと考えるだけで、利便性がグーンとアップしますよ。