ものを持たない暮らしがトレンドです。しかしそのなかでも、どうしても洗面所やトイレは散らかったり生活感が出てしまうもの。
3人の子育てとフルタイムの仕事をこなしながらも、整った空間を保っている伊藤由維さんの自宅にお邪魔し、水回りをすっきりさせるコツを教えてもらいました。
洗面所の収納。「やめた」ことでラクになったこととは?
●バスタオルは使わず乾きやすい温泉タオルで統一
洗濯ものは部屋干しするため、タオルは速乾を重視した温泉タオルを愛用。
「安くて、バスタオルより乾きが早いので、気兼ねなく使えます」
用途ごとに分けず、家じゅうのタオルを統一して買い替えも一気に行います。
●洗剤は必要以上にもたない
「塩素系漂白剤は水まわり全般で使えるし、キッチン用洗剤は重曹やクエン酸などをいくつもそろえるより汚れ落ちがいい。丁寧な暮らしより効率優先です(笑)」
●トイレブラシは小まめな漂白で買い替えを減らす
トイレのブラシケースは、100円ショップの保存ビンを活用。
「汚れやすいプラスチック製に比べて、ガラスは管理がラク。ブラシをビンに入れたまま漂白できるのがなにより便利で、清潔に保管できるためブラシの買い替え頻度がグッと減りました」
●家族全員の使用頻度の高いものはあえて「見える」収納に
洗面所のオープン棚は、ドライヤーや氷枕、バスマットなど家族共有のものを置くスペース。すっきりとした洗面所の伊藤さんですが、家族全員の使用頻度が高いものはあえてオープン収納に。
「外からものが見えた方が家族にわかりやすいので、生活感はあえて隠さず、ステンレスのカゴにざっくりと入れています」
すべて隠してしまうと、「あれどこ?」と何度も家族から声をかけられて、かえって面倒。自分の負担を減らすためにも、収納にメリハリをつけています。
ESSE10月号の特集「人生最後の片づけ術」では、伊藤さんのほかにも、二度と部屋が散らからない仕組みをつくっている達人が登場。ぜひこちらもチェックしてみてください!